超訳 ニートの言葉 ⓪
■はじめに
今でこそ闘う陶芸家(プロボクサー兼陶芸家)として活動をしていますが、そんな僕にもニート時代がありました。
好んでニートになったわけではないので、全然いい思い出ではないのですが、
その期間で得た考え方だったり物事の捉え方が今の自分の基盤になっているのも事実です。
当時の様々な考えをメモとして残していたので、今の自分が改めてそのメモに解釈を入れるということで、
「超訳 ニートの言葉」として発信していけたらと思います。
(はい、某書籍をオマージュしております!笑)
まず手始めにニートについてあまり深くご存じない方のために、この回ではニートの定義を説明させて頂きます。
■ニート(NEET)とは?
もともとはイギリス政府が若年者対策として用いた「NEET:Not in Education, Employment or Training」が由来。
直訳すると、「教育・就労・訓練の環境に身を置いていない者」となりますが、日本では以下のように定義されています。
なんと35歳以上は定義すらされていません。世間的には中年ニートと呼ばれるそうなのですが、言葉の組み合わせが「マイナスイメージ+マイナスイメージ」の組み合わせなので個人的にはあまり好きではありません。
そこで、このnoteでは35歳以上のいわゆるニートの方を「ベテランニート」と呼ばせて頂きます🙇♂️
■新しい呼び方
2022年には大阪府で、ニートの新たな呼び方が推奨されました。「レイト・ブルーマー」=「遅咲き(大器晩成)」という言葉を略して、レイブル。
急にカッコいい名前になりましたね。
名称のカッコ良さはともかく、ニートを遅咲きと捉える感性はあながち間違ってない気がします。
世間一般の風潮だと、いかに若くして偉業を成し遂げるか?が注目されがちですが、「何かを成し遂げることに早い方が偉い」なんてルールは存在しません。
(実質的には早いに越したことはない…くらいかと)
年齢ベースで物事を考える風潮がもっと緩くなっていく世の中であって欲しいなと個人的には願うばかりです。
■ニートからの脱却
僕がニートから抜け出せたきっかけは、いろいろあるので一概には言えないのですが、1番影響の大きかったものとして、
「自分の能力を育てる意識」を持ち始めたことが大きかったように思えます。
能力といってもさまざまですが、
僕はある時期を境に、ボクシングの能力と陶芸の能力を育てようと決めて、今現在も継続して育てている感覚です。
*この「育てる意識」に関しては、後日もう少し詳しくnoteで書いてみようと思います。
ニートが社会人よりも潤沢に持っている資源は
「自由に使える時間」です。
この時間の使い方がニートから脱却するためにとても大事になってきます。
■ニート期間は準備期間
いざニートが社会に出て活動を始めようと志したとしても、社会活動のブランクもあって入り口でつまづいてしまうことがほとんどだと思います。
実際に僕も社会復帰(この言葉が適切かはわからないですが)にあたって、アルバイトを始めては辞めて、契約社員になっては辞めて、と言った時期がありました。
だからこそ、社会復帰を目指して頑張ろうとするとなかなか上手くいかないということを身をもって経験しています。
もし社会復帰を目指すのであれば、「自分が興味を持っていることor嫌いではなさそうなこと」に特化して能力を育ててみることをオススメします。
自分一人だけでも伸ばせる能力という範囲に限定されますが、時間だけは社会人と比べて圧倒的にあるので、コツコツ育てる感覚で、一部に特化した能力を育ててみてください。
ニート期間を新たな物事に取り組む準備期間と捉えれば、準備する時間は潤沢にあります。
社会人の方が1日自由に使える時間を仮に3時間とするなら、ニートが使える時間はその4.5倍は使えるのではないでしょうか?
トータルの能力で勝とうとせず、まずは1.2点に集中して能力を伸ばすことが、ニートからの脱却に役立つと、自分自身の体験を通して感じています。
具体的な考え方、やり方については追ってnoteに書いていけたらと思っています。
長文失礼しました🙇♂️
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