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主体的な三角ロジック

今日から子供達との3学期が始まりました。
1月6日です。早いよ〜💦

それでも子どもたちはよく頑張ってくれました。そんな中、初日感心した出来事が。

ある子が

「僕たちのために泣いてくれるのも先生。冬休みの登校日初日からの3日間、家庭学習を失くしてくれるのも先生!」

と12月25日の2学期終業式に置き手紙を書いてきました。

ここで、本日その子に

「君のメッセージしかと受け止めた!さて、このままだと、ただのやりたくない!と言うだだこねになっちゃうね〜笑」

と一言

「任せてよ!もう準備してあるから!」

と、担任である私に自分なりの立論を用意していたのです。日頃から

「何かの主張をする時には根拠を明らかに持たなければいけない」

と話しています。国語科の授業の一環です。話す力にもつながってきます。特に、授業の中では三角ロジックとして、価値づけています。


こんな風に…。

主張には、根拠がなければいけないと思います。これは,明日の社会を生き抜く、そしてこれからを作り上げていく子どもたちに大切な価値観だと考えます。

そして、小学校段階を,過ごす子ども達の主張を大人が受け止めて、

自由な思想のもと主張をしても良い

という成功体験を積ませることが大切だ思っています。もちろん初めは上手くいきません。粘り強く伝えていくことでどんどん羽ばたいていくのだと思っています。

それが本日の主張のメモ用紙。帰りの会の際に全体の前で担任である私に主張してきました。(主張の後には拍手喝采なんて起きたりして…笑)

ここで、以下のことを大切に全体へ伝えました。

根拠をもって主張することの大切さ
引用するという工夫
自分たちで成長を促していく

この3点です。
実際に「先生も話していた。」の部分では初日で、まだ世間はお正月ムードが抜けきっていないにもかかわらず「時間のけじめ」「話を聴く姿勢」「ミスを生かそうとする姿勢」について大いに褒めていました。ここの部分を主張の根拠に使ったのですね。完全にしてやられました笑

なので、明日からの家庭学習はお休み!笑

です。
とは言うものの

「強制ではなく自分でやるのが本当の家庭学習」

と言う言葉を聞いていたみんなの目と心がしっかりと受容していると、分かり合えていると判断したからこそです。

きっと

「明日はたくさんの家庭学習が山積みになっていると信じられる集団だな」

と改めて思わされます。

主体的な生活と学び

切っても切り離せないこの価値が3学期のスタートから垣間見えていることに喜びを感じると共に、これからの期待が膨らみました。

このレールを引いてあげるのも大人。
このレールを道半ばで曲げてしまうのも大人。

社会で生き抜く人間を育てる

という教育の信念を改めて感じさせられた初日となりました。ありがとう。

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