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成長

今日で脳幹出血で倒れて丸5年経った、この5年いろんなことがあった。
半身麻痺(四肢麻痺に近いけど)と構音障害、嚥下不良があるのだけけれど少しずつではあるけれど動いてきてる。


上肢


上肢に関しては当初全く動かなかった腕を水平より少し上110度くらい、そんなにスパスパ上げられないけど上げれるようになったし指に関しては力が入らないにしても握ることができるようになってきた。
握るのは容易らしいし手を開くのがまた難しいらしい、指にプラモデルのパーツを無理やり挟んだ際にそのパーツにヤスリがけしようとしても力が入ってないからまだまだだなぁと思うこともある。

ここは割り切って100均のバイスを使ってやってるけど日常生活の観点からも左手でモノを掴めるよう早くなりたいものだ。
手の方も色々と装具を変えたり試行錯誤しているのが現状、OTさんがよくしてくれている。

胸筋も徐々にだが柔らかくなり開いてきているようだ。

下肢


下肢の方は基本PTさんの領域。
順調に進んでいる感じがするが、今回のボツリヌス療法でふくらはぎを集中的に打ったのだがこれが緩みすぎたのか足の指の握りこみを誘発してしまい歩行に支障はないけど打つ前より歩きにくい感じがある、緊張の部位、度合いが個々で違うから試行錯誤の繰り返しである、打てる時期もあり判断がとても難しい。
足の指はまだ動く気配もない、足首の可動範囲は少ないながら、硬いながら範囲は広がっているようだ、1度2度の世界ではあるが。

足の可動域としてはもう少しで装具の限界点くらいまでの可動域が見込めそうなのだがこれがなかなか難しい。
次のボツリヌスは前々回も時の部位が良さそうだなぁと素人ながらに思うのであった。
まだまだ股関節が弱いや。

構音障害


それなりにコミュニケーションはとれているようだが、声の抑揚がない、声量が弱いのは変わりない。
声量は少しずつではあるが上がってきてる、それでも72dbとか低いのではあるけど69db前後だったことを思えば上がってきてはいるのだろう。
自転車レースの時の声援などは声がつぶれているのだが届いているようだ、あと注意点としてはすぐに発声出来て返事を返せること。
どうしても息が浅いので呼吸が荒い、よって返事が遅くなる、ワンテンポ遅い感じ。
これは他の障害者相手とのコミュニケーションと少し違う点かもしれない。
相手の言いたいことを読み取れるスキルが必要になってくると思われる、誰もがそうではないから自分がもっと発信していかなければならないのだが息という人間が生きていく上での生理現象を介しているので難しいのだ。

嚥下障害

グビグビと今でも飲むことはできない、固形物はわりかし粉っぽいもの以外は平気なのだが・・・。
以前にも書いた「むせ」がどうしても残っている。
この「むせ」に唇の麻痺、舌の麻痺が少しは良くなってるのであろうが「かみ」に繋がっている。
最近は思いっきり「かむ」ことは少なくはなってきてはいるが無いわけでもない。

好きだったビールなど炭酸の入っている飲み物はツライ、自然と疎遠になってふらつくであろうからノンアルコールビールなどになったがそれも疎遠になってる、ツライから欲しくないのだ、コーラなんかいつから飲んでないか。

これから

クリニックはこの春から3ヶ月に1回になった、これはボツリヌス療法の時に訪問するからその時に言語聴覚(ST)をする、要は確認のようなものだろう。

今の生活は介助によって成り立っている、その日常生活動作(ADL)を如何に上げていくかによるだろう。
今は少し介助してもらってる(もしくは全て)洗面、調理、食事、洗い物、入浴、洗濯、この辺を完結することがだ大事だ。
後々一人で生活していかなければならないのだから。
どれくらい成長してどれくらいこれから成長していくのか自分次第だ。

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