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ADL視点から今回の旅行を見ると

今回の長距離旅行で様々な課題や出来る事柄が見えてきた。
出発時から振り返ってみたい。

工程は1泊2日、移動は車、車椅子持参、目的地はお台場ユニコーンガンダム立像、横浜の動くガンダム。
新名神~伊勢湾岸~新東名~東名~首都高
途中停車は鈴鹿、静岡、海老名は必須。
あとは臨機応変に。

レンタカーで出発、7人ゆったり乗りたいのでアルファードを借りる、
これが正解で、当初ノア/ボクシーと迷っていたが、僕の意見を通してもらいこれにした。
ノア/ボクならもう少し窮屈だったのではないだろうか?。
料金は差額あるけどそこまで大きくない。

乗り込む時から課題が浮き彫りになる、この手の車は座面が高いゆえにボディーシルにステップがあるが、ココに右足を踏ん張って乗り込もうとしても身体の左側が重く追従しない。
普段階段を登っているがそれとは全く違う感じ、極端に言うと崩れ落ちるような光景、自分でも意外である。
たぶん階段は手摺が右側にあり、それなりにバランスも良く手で引っ張れているのだろう。
乗り込む時は使える右足で伸びて、右のお尻を取り敢えずシートに載せて、後は押し込んでもらう、これで以後も対応する。
これはセカンドシートでもそう、鈴鹿PAで後席に移動、ステップ無かったらまた乗り方も変わってくるかも。
どうやら今の感じでは家の車(ボルボXC90)が上限なのかもしれない。

東京までのトイレ休憩などはこれまでの経験で人が多いところは車椅子移動を原則にする。
個人的には不本意ながら意思表示も兼ねて、無理はしない。
横浜町田からお台場まで渋滞、到着も夕方6時半になってしまった。
車のおかげで快適に乗車出来てる

写真を撮ったりする時は勿論立って撮りますが、見えないところに車椅子置いてあります。

記念写真は基本NO車椅子で。

お台場でのユニコーンガンダム立像、ガンダムベース東京を堪能して夕食。
これは時間的にここで済ます感じだったので、ハワイアンなお店で。
時間も時間なんでここでは車椅子のままテーブルに付く。

ロコモコなんかが一番食べやすそう、スプーン1つでオペレート出来る、お箸も当然問題なく使えるけど落としたりしたら嫌だもんね。

ここで見えたのがロコモコのソース、やはり自分は唇も半分麻痺してるから、結構危険。
着てた服が白かったから余計に危険。
マメに口を拭き取るティッシュペーパーなどが必然だ。
無事食事終了。
外食もこなれてきたようだ、思えば退院して数年コロナ禍で外食もしなくなり機会が少なかったから、次は駐車場から店舗で行こう。

再び移動で今夜の宿へ、今回は人数も多いけど寝るだけなんでビジネスホテルに泊まる、けれど2家族で行ってるのでデラックスツインと呼ばれる部屋にしていた。
これも程よく、ダブルベッドが2つ、部屋の広さもまずまず。
ここで当初からの懸念材料ベッドだ、自宅のベッドは介護ベッドで起き上がり、足の部分もせりあがる、上半身を起こしておかないと肺が圧迫されてか呼吸が少し苦しい。
ちょっとゼーハーする。
これの対策としてはダブルベッドなので枕を重ね出来るだけ高くした、幾分かは苦しさが解消はされた、快適とは言わないがヨシ。

翌2日目です。
朝食はココのお決まりの無料ビュッフェ、でもココは今まで知ってるとこより2~3倍の集客力、空港に近いのもあってか外国人観光客も多い、ロビーからパンパン(笑)。
車椅子の僕がいると邪魔になりそう、見るとこのコロナ禍で弁当パックが用意されており、各自チョイスした後に自室で摂れるようになっていた。
何があるかだけ見て、親にチョイスしてもらい自室で摂る。
部屋には鏡があるから食べてる時の自分の口元などがよくわかる。

このホテルにあるユニットバスでも便座から立ち上がる時にバーがあったら良かった のだろうが、自分で普通の環境を望んだのだからこれはクリアしないといけない。
ハートフルルームっていう介護考慮の部屋もあったんだけど、車椅子でトイレとか入れたりバリアフリー化してあるんだけど、病院みたいにも思えてくるからそこはナシ。
なんとかできた、但し室内でも杖を使って歩く、ちょびっとの移動なんだけどね、念の為。
チェックアウト時のエレベーターはこのタイプのホテルあるあるで満員、少し待って空いてる便で降りる。
降りてくる人でJCFのダンボール箱を持った人が気になった、僕らが海外に行くときの梱包と違い、もう少しコンパクト、ピスト用なのかな?。
ギアードの箱よりコンパクトだ。

チェックアウトも無事済まし行動開始なのだが、この旅行の少し前に知った隅田川の花火大会。
日程を初日お台場ユニコーンガンダム立像・ガンダムベース東京、翌日横浜の動くガンダムにしておいて良かった、当初は初日横浜の動くガンダム、翌日にお台場ユニコーンガンダムだったから。
土曜日はなにかの再販モノがあったりしたらイヤだったから、日程調整をしたんだっけ。
そんな花火のことは知らず今回の日程に変えたから、ラッキー。

この2日目は辛うじてチェックアウト後に浅草移動して、雷門横の常盤堂で雷おこしだけは補充する予定だった。
浅草移動で母と妹だけ降りて買いに行く、この時は雷門はいつも報道で見るくらいの人出だったけど、隅田川の畔(ほとり)はブルーシートとかが既に敷かれていた。

雷門
常盤堂、雷門前。
金の○○○にスカイツリー。
花火の場所取りとか凄そう。

早々に退散した方がよさそうだ。
昼にはもう首都高で横浜へ向かう。

横浜に近づくと観覧車やランドマークタワーが見えてくる、全てが懐かしい。
到着すると、昼はどうする?ってなったから当然僕としては中華料理を、それも7人いるのだから食べ放題メニューの所がいいと。
中華街にあるコインパーキングもまだ空いてる、運よく止められた。
熱くなってきた、ここでも移動は割り切って車椅子で、降りてすぐの所に何軒か食べ放題メニューでリーズナブルな店があり、7人入れる店を選んで入った。
どうやら昔入ったところより狭そうだが当たりのようだ。
2人~4人席は満員、2階席も多そう、奥の円卓だけが空いてるような感じだった。
店員さんは車椅子でもOKってカタコトの日本語で言ったけど、ここは入り口で車椅子を置かしてもらって、杖で歩いて円卓まで、当然椅子は店の据え付けの物を使う。
倒れてから、顎の筋力も落ちて歯応えあるものは苦手となり、角煮などは食べる量が少なくなり・・・の筈だったが(笑)。
メッチャ美味しいのです。

ごちそうさまでした。

まぁ食べたね、いつもでは考えられないくらい。

6月くらいから連絡していて訪問は3時くらいからと連絡していた。時間もいい位になり、山下ふ頭横に移動。
ガンダムファクトリーヨコハマには駐車場がない、本当ならば公園の駐車場とか利用が基本なのだけれども、今回は僕がこんなでもあるから身障者駐車場を使わせてもらった。
さすがに公園の駐車場から車椅子移動は押してくれる人も倒れる。

いよいよ入場である、今回入場は事前にネット購入しているがこれも6人分で、子供1人分を購入する必要があった。
少し心配してた込み具合もそんなことはなく無事入場。

感動の瞬間。

そこにガンダムが見える!。
入場して少し演出までに時間があったから、ガンダムバックに写真撮影。
素晴らしい。

まさか来れるとは思わなかった。

ここで演出見て、物販買って、アカデミー見て、少し思ったのが各部屋に入る時の段差。
扉があるから設計上仕方ないのだけれども、完全なバリアフリー化って難しいんだなと実感する。
自分のとこのマンションは元々バリアフリー謳ってるマンションなれど、駐車場の所に出る扉は鉄扉で枠があるからしかたない、こんなもんかな。
駐車場のドアの枠は・・・、駐車場からエレベーターホールは雨とか入ってきたら大変そうだ。

ぴちっとこれを解消出来れば革命的なのかも。

かなり堪能した、惜しむらくは夏季の為にライトアップされてもめっちゃ明るいこと。
これは仕方ないですね、8時9時くらいまでいるなら話は変わりますが、これから帰らななければならないから、天候が良かったのも素晴らしい。
帰路についたのが7時前くらい、まだ明るい。
ここでは大変お世話になった、これで確立した、僕の生活行動。

今回のような旅行は大丈夫だ。
勿論これには運転者、乗車人数とか車種も大きかった。
家の車では大人5人+大きくなった甥っ子姪っ子の計7人は手狭だ。
今回僕に関しても乗車中は左足の靴を脱ぎ装具のベルクロを緩めてた、特に靴に関しては購入は正月だけど履いておらず、1ヶ月ほど前から靴を伸ばしたりしたが・・・。
帰路も当然靴を脱いで装具を緩めて取り敢えずクリア、今回はここまで来れたのは大きな収穫、いろいろなこともわかった。

結構割り切ることも大事、長時間の乗車も大丈夫、なにしろこれからは趣味より生活の足に変えなければならないから。
この手のミニバンタイプはステップアリだとチョットしんどいのが分かったのがよかった。

これでクリアしていけたこととか苦手なことが見えてきた。
前述したように今回は金曜土曜の工程で良かった、土曜は隅田川の花火大会、日曜日はみなとみらいの花火大会、結果論だが上手く回避できている。
偶然とは恐ろしい。

さてはて、次の旅はどうなるかな?。

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