Bridgemans by JUNTOS
【VOICE vol.1】代表取締役 朝稲啓太
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【VOICE vol.1】代表取締役 朝稲啓太

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橋梁というフィールドで人がありのまま成長できる仕組みを作りたい

橋梁のスペシャリストであるジュントスは、ニッチな技術者集団ながら、TOCの最新知識を業務に活用するなど、建設業界でひときわ異彩を放つ存在だ。そんなジュントスで働く人々の魅力を掘り下げるnote。vol.1では、創業者の次男であり、代表の朝稲啓太に、時代の変化に合わせた独自の取り組みについて伺った。

【プロフィール】
1982年、福岡県生まれ。九州工業大学情報工学部卒業。同大学院にて博士(情報工学)取得。在学中プロジェクトマネジメントに関する分析・研究に従事し、ジュントス入社後は橋梁設計・営業に携わりながらTOC(CCPM)導入を推進。2011年、代表取締役に就任。

1)橋梁との出会いはアルバイトから

−建設業の中でも橋梁専門というのはなかなか珍しいですよね。創業のきっかけは何だったのでしょうか?
親父はもともと橋梁工事の会社にいたのですが、別に橋にこだわっていたわけではないそうです。40歳までに独立して、社会貢献や人の成長に関われるようなことをしたいという思いがあり、それを実現するためのツールとして、これまで培った橋を選んだと聞いています。

−経営理念にも「社会貢献・人間性を追求する」とありますよね。
それは創業当時からずっと変わっていません。親父は自分でどうこうしたいというより、自分の関わった人が成長する姿を見たいタイプで、ビジネス的な思考よりも哲学を重視していました。とはいえ、親父の考えを理解したのは大人になってからですけどね。もともと口下手な人ですし、私が小学生の時に起業して、家にもほとんどいませんでしたから。

−朝稲さんがジュントスに入社されたのはどんな経緯ですか?
CADオペレーターのアルバイトとして入ったのが始まりです。大学生になってアルバイトを探していたら、親父が「うちに来ないか?他よりも時給いいぞ」と。当時親父は学生のためのNPO法人もやっていて、学生がのびのびと活躍できる場として自分の会社を活用したいと考えていたようです。私がその実験台第1号というわけですね。だから最初は正直、仕事の後いかに遊ぶかしか考えていませんでした。意識が変わったのは大学3年の時です。

2)建設業におけるマネジメントの必要性

−何か大きな出来事があったのでしょうか?
会社の業績が落ち込んだんです。そこから親父と経営について話すようになって、少しずつ親父という人間も理解するようになりました。

−働き方も変わりましたか?
そうですね。親父はよく「計画なき計画が大事だ」と口癖のように言っていました。計画に縛られて型にはまるのはよくないという考えでしたから、計画を立ててどう実行するかが肝であるプロジェクトマネジメントの概念を、あえて持ち込まないようにしていたんです。でもこのままでは先行きが見えないということで、私が管理を任され、CADオペレーターの業務と並行してマネジメントの分析・研究をするようになりました。大学卒業後に社員として入社してからは、マネジメント方法論のTOCを導入し、業務の仕組み化を推進していきました。親父は人間力で信頼関係を築く人でしたが、私は同じようにはできないと思ったので、計画と実行を繰り返すことで、説得力を積み重ねていきました。

−アルバイトとしての経験は、代表になった今でも生きていますか?
当時は辛いことも多かったので、言葉は悪いですが、同じ労力を割くならもっと楽に成果を上げたいと思ったんですよね。それが先程お話しした業務の仕組み化につながっていると思います。また、この辛さを次の世代に経験させないためにはどうしたらいいかと考えるようになり、試行錯誤の中で生まれたのが、ジュントスグループのもう一つの柱であるコンサルティング事業です。

−朝稲さんの存在があったからこそ生まれたビジネスですよね。現在は子会社化して成長を続けていますが、橋梁設計・施工にも影響を与えていますか?
もちろん。今業績が伸びているのもそのおかげです。古い体質の会社もまだまだ多い業界ですが、時代とともに成長していくためには欠かせない要素だと思います。

−具体的にはどんな部分でしょうか?
例えば、複数の作業を同時に実施できる状況だとしても、全てを動かさず、少数の作業を集中して行うようにしてくれと現場にお願いしています。5人集まってやった方が早く終わる作業を、1人ずつ分散させて作業すると、あたかも個々の効率がいいようには見えるのですが、管理者の注意力が散漫になり、準備・段取りや課題解決が疎かになって、結果、全体の生産性が下がります。1人で重い荷物を運ぶところを5人でカバーできたら、各人の負担が減り、同時に作業期間も短くなりますよね。若手がベテランに教わる機会を増やしながら仕事を進めることができるので、全体の技術力向上にもつながります。

3)自分の完璧を相手に求めない

−人材育成の面で心がけていることは何ですか?
これは親父からの学びでもあるのですが、人に仕事を任せる時は、完璧を求めないこと。相手と自分は違う人間ですから、こちらの期待値が満たされることはそもそも難しいのに、100%を求めると愚痴が出てしまう。それよりも、最初から足りない部分があれば自分が補うくらいの心算で、結果に応じて次はどういった仕事の振り方にするかを考えた方が、お互いにとって効率がいい。ああしろこうしろと言うのではなく、自発性に任せる。強制して何かをやってもらったとしても、それは私の主観であって、その人にとっては本当の意味での成長ではないかもしれませんよね。相手を尊重してありのまま力を発揮してもらえる環境を作るのが大切だと思っています。

−人が成長する姿を見たいという、先代の思いともリンクしますね。
親父からどうこう言われたことが私自身あまりないんですよ。「自発性に任せる」ってある意味一番怖い言葉で、何も言われないからこそ、やるしかない状況が生まれるというか(笑)。でもその分、私は好きにやらせてもらえましたし、会社として自発性のある人材が自然と集まるような風土もできあがっていった気がします。

4)好き嫌いに左右されない職場環境

−今後ジュントスをどんな組織にしていきたいですか?
そういうのがあまりないんですよね(笑)。ただ、みんながギスギスせずに働ける職場であればいいなとは純粋に思っています。人同士が関わると、絶対に好き嫌いは出てくるんですよ。みんな仲良くなんて全く思っていませんが、人間関係が影響することなく仕事できる環境を整えるようにはしていますね。

−理想的ではありますが、それが一番難しいのでは…と思ってしまいます。
これも仕組み化で、何か人間関係で問題が起こったら、人員配置や業務内容の調整など、いざこざの原因の発生を回避できる状況を作ります。好き嫌いをなくすのではなく、気にしなくていい仕組みを作ることで、働きやすい環境が整うと思います。

−では最後に、どんな人材を求めていますか?
それも求めてないですね(笑)。職種に合うかどうかは見ますが、私が何かを求めるということはありません。面接でも、私からはほとんど何も聞かないんですよ。「何か聞きたいことはありますか?」と逆に質問を受けるだけ。聞かれたことには全部答えますし、わからないことは素直にわからないと伝えます。やりたいことやビジョンを持っている人であれば、分野が違っても、私は一緒に頑張りたいと思っています。実際、異業種からの中途入社も多いですよ。技術を学びたいという意欲があれば、うちでしっかり育成します。

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橋梁のスペシャリストであるジュントスで働く人々の魅力を掘り下げる。                                 ▶︎特設採用HP…https://juntos-bridgemans.jp/