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ぼくらの仕事は、保護猫”だから”できること。

ぼくたちneconote(ネコノテ)は、保護猫団体支援の会社ではなくて、保護猫団体と一緒に仕事をする会社です。

そしてその仕事すべては、保護猫のためではなく、保護猫”だから”提供できる価値をお客様に届ける仕事であることを忘れちゃいけない。

「社会性が強いよね」「NPOでやればよかったんじゃないの?」「猫を金稼ぎの道具にしないで」

いろんなご意見をいただき、スタートアップという狭い枠組みに押し込まれ。そのことを忘れがちだったけど、やっと最近思い出してきたんです。

じゃあその、保護猫”だから”提供できる価値とはなんなのか?

それは、幸せになる余地、つまり推しがいだと思うんです。

誰もが聞いたことのある推し活ですが、幸せを掴み取ったものはその対象になりにくいと思うんです。それはいわゆる”萌え”の感情であって、そこに自分がいてもいなくてもその幸せは揺るがない。

一方”推し”は、「相手の成長や成功に自分が貢献することで、居場所や存在意義を感じる」行為だと考えているので、”推しがい”がないことにはその欲求は満たされないと思うんです。

最近バズっていたオランダの「アザラシ幼稚園」をみてみましょう。「アザラシ」という見慣れない存在だけでバズったのではなく、「幼い個体」という要素も大きく影響していると考えます。さらに、「保護された」という文脈も、視聴者の庇護心をくすぐるのだと。

動物という鉄板コンテンツに加え、「幼さ=成長余地」「保護=幸せになる余地」が重なったことで生まれたバズなんですね。

猫でも同じです。綺麗なお家で幸せに暮らす猫より、新しい家族を探している保護猫のほうが、推しがいがある。

それは同条の余地ではなくて、あくまで推しがい。だからこそ、御涙頂戴のコミュニケーションではなく、ポップで可愛いコンテンツとして猫の推し活を魅せているわけです。

先ほどの「アザラシ幼稚園」。投げ銭したのは仕事に疲れている方々だとニュースでみかけました。なるほど。ネコノートなら、もっとリッチな体験をお届けできるかもしれない。

仕事に疲れた日に、帰りの電車やベットの上で、猫をみながら心を癒す。その猫が、自分が推し猫として応援している保護猫だったら、その癒しはさらに深まるのではないでしょうか?

これが、いまのぼくが考える保護猫”だから”提供できる価値です。

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