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”俺たち”の強さは、ひとつなんかじゃない・2

鴎台戦、”最強の囮”として覚醒をはじめた日向を見て、星海がひとりごちるシーン。ここでの”俺たち”は、低身長でバレーを続ける自分と日向はもちろん、高校バレーの仲間たちにまで範囲を広げているような気がします。

1年ほど前のぼくは、こう考えていたようです。

でもいまのぼくは、「日向”だから”」の強さと「星海”だから”」の強さをそこに見つけた気がします。

お互いに共通しているのはバレーボール界のなかでは低身長なプレーヤーであること。星海は”ただ”強い自分を主張しますが、日向はあくまで”小さいから”発揮できる強さを確立していきます。

小ささによる速さと早さ、そして高さを諦めない姿勢。これこそが、日向の得点力の高さに直結しています。そしてその得点力(脅威)と速さ(不慣れ)が、囮としての役割と際立たせていきます。ま、相乗効果を生む関係性なので鶏卵ですが。

ポイントは、星海の”ただ”強いと、日向の”だから”強いを別物だと捉えることができる点。

保護猫”だから”できることに、ぼくらの才能を開花させていきたい。


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