休眠日記2021年3月27日・駅前の本屋さんの2階から始まる、ICTを活用した学習支援編
千曲市屋代は、善光寺平千曲川沿いの街。春には一目十万本と言われる杏が咲き、夏には貴重になった国産の杏が実るところ。
しなの鉄道屋代駅前にある西沢書店は老舗の本屋さん。千曲市の歴史など郷土の本もたくさんある。
そこの2階はイベントやギャラリーになるスペースがある。
休眠預金を活用した「ICT学習支援官民協働事業」がここで始まりもうすぐ1年になる。
NPO法人 ITサポート銀のかささぎが受託し、地域の商店主や実業家などが作るちくま未来戦略研究機構や地域の多様な人々と連携して事業展開をしている。
その目標は、「千曲市に学習困難な子どもたちの居場所づくりを行い、ICTを活用した学習支援を行うとともに、安心して居ることができる場所を作る。」
事業には前述のちくま戦略研究機構の他、千曲市や教育委員会、千曲商工会議所などを取り組み、協働事業が始まった。多様な困難を抱えるこども若者の居場所をICTを活用し、その魅力で引き込む。という戦略だったが、開始と同時にコロナがやってきた。
居場所事業は人を集めなければ成立しない。
もともと ITサポート銀のかささぎは、Webやタブレットを活用した学習支援が本業なのでオンラインを活用した「居場所づくり」を並行していこう。
と、休眠預金活用のコロナ緊急助成の枠を活用し、機材購入やソフト開発を先行、ICTポータルサイトの一部としてFacebook「ちくま未来教室」を展開し、多機関連携によって引きこもりの若者への職業あっせんや不登校改善へアプローチが始まった。
プログラミング教室や高齢者との協働事業など地域に根ざしたICT連動の活動が、多様な困難を抱えるこども若者とつながり、多様な生き方ができる地域となる。
2年目のチャレンジが始まった。
ちくま未来教室Facebookpage https://www.facebook.com/chikumamirai