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まるでミルフィーユのような記憶が…

約5年ぶりのシドニー。

シドニーの街を、ただ記憶を頼りに歩いてみた。

すると、

「あ。この道よく通った」
「このバス停で降りたんだ」
「ここのニュースエイジェンシーで毎年、日記買ったっけ」
「この店のオーナーがサッカー見に来てくれたなぁ」

そんな風に、その場所に来ると芋づる式に記憶が蘇ってくる。

我ながら、記憶力とその見事な復活の様に感激する。

1995年から2014年まで19年いた思い出深い街。

同じ場所にも、たくさんの思い出が重なってある。

紀伊國屋へのエスカレーターに乗りながら、

自分はどれだけこのお店の本達に救われたことだろうと、

たくさんのシーンと一緒に思い出す。

うまくいかないことがあると、ヒントを求めて本屋に行った。

雑誌コーナーに来ると2002年日韓ワールドカップに熱中しサッカー雑誌をやたら買ったことを思い出し、
アートコーナーに来れば、なんとか自分の写真集を置いてくれないだろうかと四苦八苦したことなど(結局、だめだったけど)思い出す。

こんな思い出が濃厚に刻まれた街を持てて、本当に幸せだと思った。


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