ケアンズじゅん
「スルメ音楽」とは、何度も何度も聞いていくと、だんだんとよくなっていく音楽のことです。カセットテープ世代は、A面、B面と早回しせず、最初から最後まで聞いたものです。今は、あの感覚がなつかしく、スキップしたい気持ちをおさえて全部聞くようにしています。ここでは、そんな究極の「スルメ音楽」を紹介していきたいと思います。
ただ、シンプルに、 写真と言葉を
不思議だ。 こんな出会いもあるんだなぁ 日本から送っていただいたプレゼント。 かつて、定期購読していたCDつきの音楽雑誌「インディーズ」 バックナンバーで残っていたもので選んだら、2001年9月号と知って、あらら911じゃないか。 あの頃・・・ を思い出して、まずは音源聞かずにインタビューを読んだ。 2曲目のバンド、ファウルが気になった。 あの時の空気感に触れた気がしたから。 それで今でも活動しているか調べたら、2022年から再開しているそう。嬉しかった。 音の方
記憶の奥底にあったイメージが浮かんだので、すぐ描いてみたら、思った以上の再現力に満足な朝。 幸せだなぁ ※(解説) 「ハントラー」これは小学生の頃に、弟とのたわいもない会話から生まれた言葉です。 元ネタは深夜にやっていた中古レコード専門店「ハンター」のコマーシャルで、コマーシャルの最後に結構な熱量で「ハンター!」と叫ぶのですが、それを気に入ってしまい、それをイメージして弟が描いた原画を再現しました。 ほぼ原画に忠実に再現していますが、頭のギザギザは髪型で、手を挙げてい
ベックの記憶とオーストラリアはほぼシンクロしている。 彼のデビュー曲「ルーザー」の入ったアルバムがオーストラリアに来る前年の1994年。 そして、ベックをメジャーにしたアルバム「Odelay」が96年。 このアルバムはシドニーの街を歩きながら、本当に何回聴いたろうか。 今回、紹介する曲は99年リリースの「Midnite Vultures」 パンク〜ブルース〜ピップポップときて、ファンクときた。 しかも、80年代以降のファンク。プリンスみたいな曲もあって、ベックの多
「マネーの虎」という番組があった。そのオープニングをゆらゆら帝国が歌っていた。 懐かしいロックンロールに絶妙な日本語の面白さを絡めていた。ただ、かっこいい。 番組の新しいアプローチと合わさり、新しく強いパワーを感じた。 でも、本格的にゆらゆら帝国にハマったのは「空洞です」というラストアルバムだった。 このアルバムは全曲素晴らしく、一曲を選ぶのに苦しいくらい悩むけれど、シャッフルで流れた「なんとなく夢を」に心動かされた。 ゆらゆらの奏でる音楽的空間に侘び寂びを感じる。
オーストラリア・ケアンズの近郊の街マリーバを街ぶら。 不思議な空間と空の青さ。 おそらく理由は…なんだろう? でも、楽しく撮影できました。 ある意味、オーストラリアの地方都市!
ひょんなことから八代亜紀のベストをヘビロテで聴いています。 「なんとなく聴たことがある気がする…」 という曲が多くてびっくり。 無意識であっても、こんなに記憶に残っているものなんだね。 とにかく、かかる音の全てが昭和の空気を体感させてくれる。 「ジェンも大人になったら分かる」 と何度も言われてきた演歌。 自分でも、うすうす感じていたけど、55にして、演歌ブームついに始まりを迎えたか?
シドニーには19年いた。 19年という期間はやっぱり圧倒的。 かつてよく歩いた場所にいくと、 こんなにも無意識が憶えていたのか! と驚きと感心が入り混じった興奮を覚える。 セントラル周辺は、とにかくよ 通った場所のひとつ。 この周辺は、シドニーに来て初めて働いたカフェ、フットサルのコンぺ会場がシドニー大、ほぼ毎週末、食に買い物に通ったチャイナタウン、と思いつくだけでたくさんの思い出エリアの起点となっている。 そして、実際にこうして来てみると、細かい視覚情報(裏道
記憶を辿ると、最初に知った曲は「マンイーター(しかしえぐいタイトル)」で、好きになったのは「ワン・オン・ワン」かな。 この二曲を含めたアルバム「H2O」の後に「Say It Isn’t So」含む新曲二曲をプラスしてリリースされたベストアルバムに「Wait For Me」は収録されています。 まーハマりましたわ。 次から次へと繰り出す大好物な曲。ベタですが、「リッチガール」「I Can’t Go For That」「プライベートアイズ」「キッスオンマイリスト」は最高に好
代表作「ロングバケーション」で、初めて大瀧詠一を聴いた時の衝撃は色褪せない。 まず、とにかく声質が好きだった。 あとサウンドメイクが理想! 琴線に直球で触れてきた。 細部の音もいいし、バランスの中でいい音もあるしで、一時期「ロングバケーション」ばかり聴いていた。 そして、次に買ったのが大瀧詠一初期作品集というアルバム。 正直、「ロンバケ」でファンになったので、その違いに最初戸惑ったけど、じわじわとよくなってきた。 その中でもこの曲は、繊細で、昭和的で、和で、相変
「ナイト・オン・プラネット」というジム・ジャームッシュの映画を見に行った。 ジムらしい独特の間と人間描写が健在で、かなり楽しめた。 なにより劇中でかかった、叫びというか、なんというか… 表現しようのない、しとてつもなく魅力的な声があった。 それがトム・ウェイツだった。 すぐに彼のアルバムを買った。そしてアルバム1曲目に劇中でかかった曲だった! 改めて、身体に電気が突き抜けた。 衝撃的だった。 独特な歌い方なのだけれど、同時に普遍的。 とっちらかっているようで、
アルベルト・シュヴァイツァーに捧ぐ シュヴァイツァーの言葉 未来を見る目を失い、現実に先 んずるすべを忘れた人間。その ゆきつく先は、自然の破壊だ。 湖水のスゲは枯れはて、 鳥は歌わぬ。 キーツ 私は、人類にたいした希望を寄せていない。人間は、かしこすぎるあまり、かえってみずから禍いをまねく。自然を相手にするときには、自然をねじふせて自分の言いなりにしようとする。 私たちみんなの住んでいるこの惑星にもう少し愛情をもち、疑心暗鬼や暴君の心を捨て去れば、人類も生きながらえる