ケアンズじゅん
「スルメ音楽」とは、何度も何度も聞いていくと、だんだんとよくなっていく音楽のことです。カセットテープ世代は、A面、B面と早回しせず、最初から最後まで聞いたものです。今は、あの感覚がなつかしく、スキップしたい気持ちをおさえて全部聞くようにしています。ここでは、そんな究極の「スルメ音楽」を紹介していきたいと思います。
ただ、シンプルに、 写真と言葉を
ひょんなことから八代亜紀のベストをヘビロテで聴いています。 「なんとなく聴たことがある気がする…」 という曲が多くてびっくり。 無意識であっても、こんなに記憶に残っているものなんだね。 とにかく、かかる音の全てが昭和の空気を体感させてくれる。 「ジェンも大人になったら分かる」 と何度も言われてきた演歌。 自分でも、うすうす感じていたけど、55にして、演歌ブームついに始まりを迎えたか?
シドニーには19年いた。 19年という期間はやっぱり圧倒的。 かつてよく歩いた場所にいくと、 こんなにも無意識が憶えていたのか! と驚きと感心が入り混じった興奮を覚える。 セントラル周辺は、とにかくよ 通った場所のひとつ。 この周辺は、シドニーに来て初めて働いたカフェ、フットサルのコンぺ会場がシドニー大、ほぼ毎週末、食に買い物に通ったチャイナタウン、と思いつくだけでたくさんの思い出エリアの起点となっている。 そして、実際にこうして来てみると、細かい視覚情報(裏道
記憶を辿ると、最初に知った曲は「マンイーター(しかしえぐいタイトル)」で、好きになったのは「ワン・オン・ワン」かな。 この二曲を含めたアルバム「H2O」の後に「Say It Isn’t So」含む新曲二曲をプラスしてリリースされたベストアルバムに「Wait For Me」は収録されています。 まーハマりましたわ。 次から次へと繰り出す大好物な曲。ベタですが、「リッチガール」「I Can’t Go For That」「プライベートアイズ」「キッスオンマイリスト」は最高に好
代表作「ロングバケーション」で、初めて大瀧詠一を聴いた時の衝撃は色褪せない。 まず、とにかく声質が好きだった。 あとサウンドメイクが理想! 琴線に直球で触れてきた。 細部の音もいいし、バランスの中でいい音もあるしで、一時期「ロングバケーション」ばかり聴いていた。 そして、次に買ったのが大瀧詠一初期作品集というアルバム。 正直、「ロンバケ」でファンになったので、その違いに最初戸惑ったけど、じわじわとよくなってきた。 その中でもこの曲は、繊細で、昭和的で、和で、相変
「ナイト・オン・プラネット」というジム・ジャームッシュの映画を見に行った。 ジムらしい独特の間と人間描写が健在で、かなり楽しめた。 なにより劇中でかかった、叫びというか、なんというか… 表現しようのない、しとてつもなく魅力的な声があった。 それがトム・ウェイツだった。 すぐに彼のアルバムを買った。そしてアルバム1曲目に劇中でかかった曲だった! 改めて、身体に電気が突き抜けた。 衝撃的だった。 独特な歌い方なのだけれど、同時に普遍的。 とっちらかっているようで、
アルベルト・シュヴァイツァーに捧ぐ シュヴァイツァーの言葉 未来を見る目を失い、現実に先 んずるすべを忘れた人間。その ゆきつく先は、自然の破壊だ。 湖水のスゲは枯れはて、 鳥は歌わぬ。 キーツ 私は、人類にたいした希望を寄せていない。人間は、かしこすぎるあまり、かえってみずから禍いをまねく。自然を相手にするときには、自然をねじふせて自分の言いなりにしようとする。 私たちみんなの住んでいるこの惑星にもう少し愛情をもち、疑心暗鬼や暴君の心を捨て去れば、人類も生きながらえる
この曲が流れるといつも泣きそうになる。 そのくらい、感情を未だに揺さぶってくれる。 当時、といっても正確には覚えてないけど(まあ、幼稚園~小学1、2年)よく叔母の運転する車の後部座席で聴いていた。 全ての音を覚えている。 そして、去年、偶然ビージーズの生まれ育った場所を訪れた時の不思議な感覚は忘れられない。 ちなみに調べたら、この曲のリリースは1967年だった。 生まれてないじゃん、自分。 (追記)このビージーズの「To Love Somebody」をアップした
Silence Kid - Pavement 人生2度目のキツイ時期に癒してくれたバンド。 仕事帰りに新宿のタワレコで視聴したのがきっかけ。 いきなり衝撃。 え、これありなの? ヘタウマという概念では捉えきれない才能。 気がついたら購入してた。 これはじっくり聴かないと真価が分からないと思ったから。 その予感は当たって、それ以降のアルバムは全部聴くことになる。 シドニーではライブにも行った。 今回、久しぶりに聞いて、当時を思い出したのは、初めて視聴て聴いた
あれはMTVブームがまさに始まろうとしていた1983年のこと。 「あの北海道の歌をかけてくれ」 同居していたおばあちゃんが、いつもいく耳鼻科の車中でリクエストした。 「北海道の歌」と聞いて、真っ先に浮かんだのは、おばあちゃんの好きな浪曲か演歌。 ところが実は、 おばあちゃん、ライオネル・リッチーの歌う「オールナイトロング」のサビ「オーナーイロンっ」を「ほっかいど〜」と空耳していていたのだ! おばあちゃんとはよく、叔母が運転する車でいろんなところに行った記憶があり、
マイケルがビートルズをカバー。 こんなの成功しないわけがない! と聴く前から思ってしまい、逆に素直に楽しめなかった曲。 ところがこの曲、月日の経過と共にどんどんよくなってた。 そもそも名曲ぞろいのビートルズから「Come Together」といういわくつきの曲を選ぶのも面白い。(この曲は盗作疑惑があり、後にジョンはソロでその原曲を歌うというエピソードがある) 「SAY SAY SAY」「The Girl Is Mine」と大ヒットシングルを共演したポールメインでなく