大切な人へ

昨日、大親友であり、大切な人であり、

気軽に相談出来たりとてもお世話になって人が

亡くなった。

自殺だった。

首を吊って亡くなっていたそうだ。

私はそれを聞いた時不思議とショックや

涙は出なかった。

何故なら、その子がどうして自殺したのか

知っていたから。

その子がどれだけ苦しんでどれだけ苦労して

どれだけ未遂をしたか、知っていたから。

その後、斎場へ行き、その子の遺体を見た。

私の母親はギャン泣きしていた。

どうして………なんで………なんで!!!!
●●ちゃん、なんで……なんでよぉ……!!!

と肩を震わせ床を濡らし、大声で泣いた。

私は母親の背中を擦り、それを見ている

事しか出来なかった。

私も泣きたかった。だが、涙は出て来ない。

寧ろ、

やっと苦しみから開放されたんだな
良かったな

と思った。

その後私とその子の遺体二人きりになり

もうお前がいなくても一人でも大丈夫だから
安心して逝けよ
ありがとう

等、伝えた。

冷たくなった体を何回も何回も触り、

今でも顔を覚えている。

絶対に忘れない。

母親には

変な事考えるなよ

と言われた。

きっとその子の後追いを考えるのかもしれない

と思ったのだろう。

だが私は

お前の分含めて何億倍も生きてやるからな!!!!!!!!!!!!!!!!!

と決心した。

これから何千回と死にたいと思う事は

あるだろうし、未遂をする事もあるかも

しれない。

だが私は生きようと、何年も何年も

久しぶりに思った。

お前の分まで生きてやる。

ジジババになるまで生きてやる。

そう、思うのだ。

以上。


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