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奥野じゅん
2021年3月31日 02:06
こんな風に孤独に迷ってしまっても、顔が良ければ、森に住む少数民族の少女に助けてもらえただろうか? 平凡な両親の顔が思い浮かんでようやく、自分が『死ぬのかもしれない』という考えに思い至ったのだと気づいた。 きつい日差しの割に、土は湿り気を帯びて冷たく、しかし僕ののどは渇きっている。