TGSのインディーズを懐かしむ総パブリッシャー時代

今日からTGSなわけですけど、後からプレスリリースやお気に入りのライターのまとめ記事を読めばいいかなあ、程度に思うのみで。

ニンダイは偉大

コンシューマー向けの部分は各パブリッシャーの動画配信だけなら、NintendoDirectみいなのが在れば好くて、Youtubeのプレイリストと変わらないし実際に配信サイトでliveなのでTGSはリンク集になっている。TGSのYoutubeチャンネルを追えばいいということになります。

実際、TGSではNintendo様のパブリッシャー展示はないのが通例なので、他で開催してたりするのが定期的な動画配信で済むようになっていてユーザーも慣れ親しんでいます。

コンペティションは観客が欲しい

ゲーム大賞のアマチュア部門は、参加者と関係者は注視すると思うんですが大多数の一般顧客の皆さんには関心が薄いと思われます。過去のリアル会場でも人の密度で測れていると思います。衆目の元でプレイして頂ける機会はあまり多くないので、ここで晴れて入賞して展示できることはとても有益で名誉でもあり、楽しいですよね、ガチの通りすがりの人にプレイしてもらえる機会が他ではほとんどありません。オンライン開催はDLして遊んでもらうか動画展示という形式になるしかないのですが、そうなると能動的にクリックして選択必要が出てきてなかなか「あまりやる気のない人」の意見がもらえないのが残念です、そこは好いのかなあ、参加者の意識がどこに向いてるかでかわりますけど。

インディーズコーナーは作った人がそこに居て楽しい

インディーズコーナーがリアル開催だった時には一番、好きな場所でした。そこにまんま「作った人」が居る訳ですよ、雇われたコンパニオンや営業部隊が名刺を配ってるのではなく、

「ここのとこ面白いですね」
「いやここは苦労したんですよ」

みたいな対話が出来るのがすごく楽しいし、作った人もお客さんと話せるし、お客も面白い。

インディーズコーナーは変わったものが面白い

これは2018で展示されていたMSXのゲーム。こういうのとか変な自作ハードとかもバリエーションに富んていて楽しいです。多くはSteamかNintendoSwitchのゲームが多いんですけど、まばらにこういうのがあってとても面白いんですね。

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BtoBは変わって無い(のか観てないので分らない)

コンシューマー向けじゃなくて元はバイヤー向けの商談会がゲームショウの母体の一部だったわけですけど、そこの部分は変わらず存在しオンライン化しています。

ここは有料でもあるしリアルにビジネスなんで投資価値に見合うと判断した企業が集まって頂ければ好いだけですのであまり感想はありません。開発者目線で面白いのはCEDECで、こっちはプロデューサーや経営者目線のものなので大分、毛色が違いますし、価値観や内容も日経BP色が濃いなあと思います。

「人類は皆パブリッシャー時代」の再確認

これまでは、一般顧客の方が大手パブリッシャー作品に惹かれて集客され、その人たちが開場を流浪する一部にインディーズや学生コンペとかの作品が在って触れてもらえる、っていうところが大きかったと思います。これがオンラインだと、大手のパブリッシャーの動画の一部にアマチュアのリンクを挟んだ広告を入れるとかは無理なので、何となく流れてくることが希薄だと思います。また、出資して参加しているパブリッシャー様は自社のアピアランスを大きくするのが目的なので他へリンクなんてしたくないでしょう。

通りすがりへの依存から脱するには、もう自らがパブリッシャーで在ることが求められます。

開発から顧客を無視することは出来ません、趣味で自分のためだけに作るなら問題ないと思いたくなりますが、モチベーションの維持が難しい。誰かに褒めてもらえる場面があるとやる気に繋がります。

開発の民主化からパブリッシュの民主化へ

Unity社が「ゲーム開発の民主化」を掲げて進んできました。

この記事、参加者が濃くて今、もう一回、やって欲しいですね、今、検証して欲しい。

作る人たちは出来たけど、もう一段階、パブリッシャーを捉えて行くと違う未来が描ける可能性が拡がります。

ゲームエンジンという農業機械を得たインディーズ小作農が、販路を持つことも可能ですし、美味しいって言ってもらうとやる気が出ますよね。

その段階に居る団塊であると捉えましょう。

最初に広告動画から作る方法がハイパーカジュアルではある訳ですが、これは他でも応用できるし、やる気が最初から維持しやすいひともいるでしょう。


ダダ漏れしているうちに注目を集めることもありますし、発信することは大切だと思います。みんなもどんどん、晒していきましょう。

翻って東京ゲームショウですが、リアル開催のインディーズコーナーとかは有効であったわけですが依存しないことも大切です。BitSummitやコミケみたいなイベントはあれば有効とは思えます。変なハードの開発者には必須ですしお客として触りたい、個人的な希望。



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