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デザイナー就活を通じて成長する人材の5つの特徴

こんにちは!グッドパッチの佐宗です。
この記事はReDesigner for Student デザイナー就活応援アドベントカレンダー最終日の記事です。

この企画は、ReDesigner for Studentというプラットフォームを通じて、先輩から後輩へアドベントカレンダーを通じて応援を送ろうという趣旨で、今日に至るまで多くの学生とGoodpatchメンバーが部署を超えて執筆しています。

今日に至るまで24人が「就活の仕方」「就活との向き合い方」「一歩引いて就活を見直す」という視点で記事を書いてきたと思います。
今日は最終日ということで、自分からは総括として「デザイナー就活を通じて成長する人材の5つの特徴」について書きたいと思います。

結果として8割型、デザイナー就活に限らず総合職就活にも、社会人にも通じる内容になりました。ぜひ最後までご覧ください。

01 自分なりに定義する

“Inspire with Why” 『WHYは人を動かす。』というGoodpatchのバリューがあります。まず何をするにおいても、WHYを深掘りしていくことが本質です。1つ1つの物事、そして言葉を自分なりに定義することは大事です。

2015年頃のGoodpatchでは、朝会でみんなでサイモンシネックのGolden Circleの動画を見るという文化がありました。

これらを土屋さん(社長)が言語化しているので読んでいない方はぜひ。

HOWとWHATの前にWHYなのです。例えば、このnoteの主題は「成長」ですが、あなたにとっての成長とは何なのか?そもそも成長とは何なのか?を深掘りしていくということですね。

就活に置き換えるなら、あなたが受けようと思っている企業が定義する「成長」とは何なのか?それこそが会社のカルチャーです。
その企業や面接官が定義する「成長」に対して、あなたは応えられていますか?

もっと言うと、WHYを深掘りすることは、自分とある事象の関係性、意味づけにも繋がります。仮にあなたがデザイナー就活が厳しくて総合職に切り替えて就活をするとします。その時に、あなたはその経験を「残念な辛かった経験」にするのか、それとも「辛かったけど、学びがたくさんある経験ができた」と肯定的に意味付けするのか。

当たり前ですが、とても大事な思考です。
WHYを深掘り、常に自分なりの仮説を持って臨みましょう。

02 常に学び続ける

「就活が終わってゴールだと勘違いしてしまい、生活が自堕落になる」
「肩書きが邪魔をしてプライドが高くなる」
「自分は大丈夫だと思い、現場を見なくなる」

このようなことはよく起こりがちな、自分をアップデートできない人材の特徴です。時代の変化に合わせて自らをアップデートできる人は、常に学び続けているのです。

例えばデザインの専門性やソフトスキルを常に学び続けることによる連続的な成長と、デザイナーとしてどのように生きていくか?という何年かに一度の自分のOS自体を更新する非連続的な成長があると思っています。

時代は変わります。テクノロジーも進化して社会・事業を取り巻く環境も、ユーザー体験もUIもどんどん変わっていきます。ヨーロッパではデザイナーが圧倒的に不足していた状況から、サステナビリティーコンサルタントが圧倒的に不足しているような市場の変化も起きています。その象徴としてIKEAのSpace10の注目度が高まっています。

常に学び続けることで、変化をとらえることができるようになります。
それは社会に合わせたユーザーの志向性の変化(ex. 情緒的消費、ブランドとの付き合い方)かもしれませんし、市場に合わせた企業の役割の変化(ex. 気候変動へのアクション、人的資本経営)かもしれません。

デザイナー市場で言うと、自分で手を動かすCraft力の価値が向上していたり、Brand Experienceの重要度の変化だったりします。デザイナー就活で言うと、テンプレート的なポートフォリオよりも、テーマ設定やインサイト、その中身がより大事になっているという変化です。

学び続けることで、変化に敏感になりましょう。

03 ひたむきにいいものをつくる

この記事を書いてるのは数日前だったりするのですが、きっと12/24担当のReDesigner田口が似たようなこと書いてるんじゃないかなと勝手に想像しています。笑

デザイナー就活は、総合職と違って「ポートフォリオ」選考があります。
その作品の中で”いいもの”を作り、その品質や思想にこだわり磨き続けること、作品に深みを持たせることは結果的にデザイナー就活にプラスになります。

どうしても就活、特に書類選考や面接は見せ方が上手い人や話しが上手い人が通ると思いがちです。確かに印象がいいのは事実ですが、最終的には受け入れる部署のデザイナーがポートフォリオを見るわけで、本質的にいいものを作っていれば確実に評価されます。逆に言うと表面的なものはすぐに見抜かれます。

企業と学生がポートフォリオを通じて対話をしていくことが就活であり、その中でスキルや価値観のマッチングがあると考えましょう。

じゃあ、いいものって何ですか?と言う人はうちのグループのSTUDIO DETAILSのウェブサイトや、つい先日公開したDesignPartnershipサイトのアウトプットを見るといいと思います。

04 できない理由でなくできる理由を考える

「なぜ、自分はこんなにできないんだろう?」
「それは無理でしょって言われた」
「ウェブサイトに載っていなかった」

こんな思考をしている人は、もったいないです。
第三者が無理、NGと言う場合は、それは本当にそうなのか?と物事を疑いましょう。そして自分が第一人者になる努力をしましょう。

それは結果としてできなかったことを伝えていて、そこにはあなたならできるアプローチ方法があったかもしれません。自分も最近、業界的に無理と言われている常識を打ち破って過去20年で実績がないことを成し遂げることができました。

例えばデザイナー就活に置き換えるなら、ウェブサイトに新卒採用枠がなかったら選択肢から除外することをしていませんか?中の人に直談判しに行きましたか?どうせ美大出身者には勝てないと思っていませんか?あなたにしか見えていない価値は必ずあるはずです。

土屋さん(社長)も、周りから見たら一見非合理だが、自分にしか見えていないものを突き進んだ結果、今のグッドパッチがあると書いています。

それ生存者バイアスでしょ!って思う人もいるかもしれません。実際そうなのかもしれませんが、「できない」と言って挑戦しない人生よりも、「挑戦したけどダメだった」人生の方がきっと糧になると思います。

世の中で価値があるものは、自分が価値があると信じたものです。

05 自分の未来にワクワクする

これが最後です。色々言ってきましたが、結局ここが一番大事だと思います。あなたは自分の未来にワクワクしていますか?

就活は大変です。でもきっと働き始めてからも一緒です。人生は常に不安だらけだし不確実です。でもそれ以上に挑戦したいものやワクワクする未来があるからこそ、自分の人生に主体的になれるものです。

これは社内研修でよく紹介される記事ですが、あなたはストーリーの登場人物になる覚悟がありますか?それはつまり自分の人生に責任を持って、選んだ選択肢を主体的に正解に変えていく行為だと思います。

デザイナー就活、というか就活に正解なんてありません。就活に失敗したからといってあなたの人格が否定されたわけでもありません。

就活に疲れた人は、その状態でダラダラと就活を続けることはお勧めしません。なぜならそれは主体的ではないからです。

自分の感性、Will、こだわりを諦めてはいけません。好きな小説を読むなり、フラッと街に出るなり、ノンフィクションを読んだり、映画を見ましょう。なんだかとても当たり前のことを言っていますね(笑)

おわりに

ということで、以上『デザイナー就活を通じて成長する人材の5つの特徴』でした。おさらいしますね。

01 自分なりに定義する
02 常に学び続ける
03 ひたむきにいいものをつくる
04 できない理由でなくできる理由を考える
05 自分の未来にワクワクする

自分自身も、このnoteを見返しながら変化し続けていることができているだろうか?と言うことを自分に問いたいと思います。

そして、ReDesigner for Studentデザイナー就活応援カレンダーを書いてくれた卒業生・現役生の皆さん、グッドパッチのみんな、ありがとうございました!こうやってPay ForwardしていくCommunityを作っていきたいですね。ぜひ全部見てね〜

ではでは、良いお年を〜!

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Jun Saso
最後まで読んでいただきありがとうございます!