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推し短歌 喋る怪人編
危うげなガイコツマイクのハウリング紫煙に巻かれる心の隙間
さあどうぞ共に奈落へ参りましょうここから先は有料ですが
たわむれのジョーク刺さりし傷跡や遅効性の毒がにじんて
通販のセーラー服にねじこんだ遠い季節の乙女の幻
Tシャツの喉のかすかなためらいが物珍しき初夏の午後かな
のぞき窓「こちらを見て」と誘う声なにも見えないこの腕の中
はじまりは今夜も君のタイミング博多駅前ブロードキャスト
もし明日海辺の空が晴れたなら君の方舟に乗せてくれないか
前回、「『推す側』の心情の歌」を詠んだので、
今度は「『推し』をお題にした歌」を詠んでみようかと思って。
推しのことを知らない人にも、独立した詩として読んでもらえるようにしたいなー、という意識でつくったので、推しそのものの歌というよりは、「推しから着想を得て発想を飛ばした歌」ですね。
着想のモデルは、福岡方面で、特撮ドラマ・各種ヒーローショーなどで、活躍される〈実在するワルモノ〉さん。
今日も大好きです。
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