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【智姉さんのクルマ解説】日産・フェアレディZ Z33


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日産 フェアレディZ(ゼット)(Z33型)(スペックは03年式バージョンS)
【製造期間】2002年~2008年
【先代車】Z32型フェアレディZ
【後継車】Z34型フェアレディZ
【名前の由来】「フェアレディ」は英語で「貴婦人」を意味し、「Z」は「究極」を意味する。
【当時の新車価格】330万円
【別名】350Z(海外)
【全長】4.310mm
【全幅】1,815mm
【全高】1,310mm
【定員】2名
【ボディタイプ】3ドアクーペ
【車重】1440kg
【駆動方式】FR
【クラス】スポーツカー
【Engine】日産VQ35DE (3.5リッターV型6気筒DOHC 自然吸気)
【最高出力】280馬力
【最大トルク】37.0kg・m
【パワーウエイトレシオ】5.14kg/馬力
【トルクウエイトレシオ】38.9㎏/kg・m
【サスペンション】F/マルチリンク、R/マルチリンク
【変速機】6速
【0-100km/h加速】5.4秒
【0-400m】13.7秒
【最高速度】269㎞/h
【作中の搭乗者】柳田マリア(WHITE.U.F.O・21歳)

【智姉さんの解説】
 通称「Z33」

 先代のZ32型フェアレディZは2000年に生産終了し、日産伝統のZの名を消してしまった。

 しかしその2年後にZは復活する。それがZ33型だ。
 ルノー傘下になってから初のフルモデルチェンジとなる。

 今までの4人乗りこと2by2は廃止されて2人乗りのみになり、エンジンは3.5リッターV型6気筒の自然吸気のVQ35DEが搭載された。

 ちなみに、当初直列4気筒を搭載する予定があったらしい。

 V35型スカイラインとは兄弟車の関係を取り、それを行うことによって300万円台というこのクラスのスポーツカーとして安値の価格を実現した。

 発売から1年後の2003年にはオープンモデルのロードスターが追加された。

 空力性能はかなり良く、Cd値0.30と当時クラストップを誇った。
 
 Zは毎年進化すると言われ、数度にわたるマイナーチェンジが行われた。
 2005年には馬力を294馬力へアップさせるも、その代わりトルクは35.0kg・mへ低下してしまった。
 2007年にも再びマイナーチェンジを行い、エンジンはVQ35DEからVQ35HRへ変更して最高出力は313馬力へ上昇、最大トルクもデビュー当時ほどではないものの36.5kg・mへ上昇した。
 最大エンジン回転数も7.500rpmに上昇している。
 他にもボンネットに初代S30を彷彿させるバルジが付く(柳田Z33は初期型だがこの後期用ボンネットを装備している)といったデザインの変更も行われた。

 全日本GT選手権(現・SUPER GT)のGT500に撤退したBNR34型スカイラインGT-Rに変わって参戦し、下級クラスのGT300にも参戦したが、この同一車種による両クラス参加はスポーツカーの冬の時代を印象させる(他にもNSX(新旧問わず)、R35型GT-Rなどがある) 08年にはR35型GT-Rを導入したためGT500を撤退したがGT300では2010年まで参戦した。
 GT500では2004年、GT300では2003年と・008年・2010年に総合優勝を果たした。
 
 Z33はFRなのにドリフトしづらいクルマだ。
 D1で参戦した個体は少なく、ドリフトで使用する人は少ない。
 足回りは直進安定性重視にセッティングされていて、さらには車重も1440kgと重めだ。

 ドリフトさせたいならチューニングさせるだけでなく、ドリフト重視のセッティングをさせたほうがいい。

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