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このラボで言うところの「ライフスタイル」とは。「研究」とは。

このラボの紹介文はこのようになっています。

『あなたのlife Styleが、あなた自身の最高の助け手になることができます。あなたのLife Styleがあなたの人生で効果的に機能するためには?一緒に実験し、研究しましょう』

このラボで言う「ライフスタイル」は、アドラーの「ライフスタイル」と、近い概念を想定しています。

アドラー自身が、「ライフスタイル」という言葉を明確に定義しているわけではありませんが、アドラー心理学を説明する書籍、ネット記事などでは、アドラーの「ライフスタイル」とは、ざっくり言うと個人の思考、行動パターンのようなもの、と説明されることが多いです。

こちらのラボではさらに、習慣的なマインドの使い方、習慣的な身体の使い方も加えて、「ライフスタイル」と考えています。

人が、刺激に対してどんなアクションを取るか(メンタル的にも、身体の動きとしても)を決定するときの機序を総称して「ライフスタイル」、という考え方をします。

アメリカの臨床心理学者であるアルバート・エリス(AlvertEllis)が1955年に提唱した「ABC(DE)理論」にも通じる考え方です。この"B"の部分が、「ライフスタイル」だと考えます。

コンピュータプログラム、function(関数)のようなもの、という例えもできるかもしれません。

このライフスタイルは、生まれ持った気質というより、生きていく中で必要があって身に着けたもの、と考えます。ところが、もう必要がなくなったライフスタイルは、「クセ」とか「習慣」として、無意識領域に残ったままになっている場合があります。そうすると、別な必要が生じた時に、そのライフスタイルが邪魔になる可能性があります。ですから今度は、今の自分に必要な、異なるライフスタイル、別なやり方を自分に再教育する必要があるわけです。

しかし、いったん身に着いたライフスタイルを再教育するには、ちょっとだけ根気がいります。新しいやり方のアイディアを試し、それが役に立つかを検証し、また別な方法を試す…。この繰り返しが必要です。

計画→実験→考察…の繰り返しは、まさに「研究」そのもの!

自分自身を観察し研究する、自分の助け方を見出していく、という意味では、「当事者研究」にも通ずるところがあります。

自分自身の「ライフスタイル」を検証し、今のやりたいことを実現するために機能する「ライフスタイル」を見つけて新たに身に着けていく。その研究のお手伝いをするのが、このラボの役割です。