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第155回『給付金辞退発言の弊害』#61

このマガジンは私が配信しているポッドキャスト『患者のホンネ』の今週の内容を文章にしたものを掲載しています。

とはいっても、一語一句文字起こししているわけではありません。
話しているとエキサイトして、ハシタナイ言葉も使ってしまうのでここでは少し整理して、テーマをわかりやすくお伝えしたいと思っています。

音声が良い人はポッドキャストで『患者のホンネ』を検索してくださいね。今回は6分程の収録です。

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“10万円、私は受けとりません”って言っている政治家がいますね。
それがどれほど社会に弊害を及ぼすかについてお話ししたいと思います。

まず、ひとつめの弊害。
この発言は給付金を寄付だと思わせる意識操作が入っています。
給付金は税金で、国民がいざというときのために使うのは当然のことです。

でもそこに、もらう人ともらわない人を作ると、もらう人には“申し訳ない”という気持ちが生まれます。
政治家がこの気持ちを生ませるメリットは選挙です。
“あの時あなたはもらわなかった、わたしはもらった、ありがとう、投票します”というのを狙っています。
人の金で何言うとんじゃボケ、という感じがします。

次にふたつめの弊害。
この発言によって給付が遅れる。
どう配るかだけで時間がかかっているのに、誰に配るかという選別が加わると膨大な時間がかかる。

家賃をどうするか、明日お金が工面できなければ、重大な決断をしてしまうという経営者がいっぱいいます。
そんな時に、給付を送らせる提案をする人は罪人だとわたしは思います。

そして広島の知事。
自分だけならまだしも、公務員の10万円を取り上げようとしてましたね。
これこそ最大のパワハラです。
すぐに撤回しましたが、広島の人は覚えておいた方がいいと思います。

わたしね、日本人ってお金の考え方が下手すぎると思うんです。
そもそも“わたしはいらない”って言ってる政治家は “お金は自分のためにしか使いません。だから今はいりません。”
って言ってるようなもんだからね。

お金をリスペクトしていれば、そんな考えにはならないよ。
10万円あれば人のためになる使い方、いっぱいあるでしょう。
だまってもらって、その後、しっかり使い方を考えればいいんです。

だいたい寄付や人助けってやってる人はだまってやってるもんです。
それを声高にテレビの前で“私は受けとりません、えらいでしょ”って言ってる政治家にだまされちゃだめです。
人の金で良い顔しようとする不届きものです。

わたしたちは自暴自棄にならず、しっかり考え、生活を保っていきましょう。

サポート!?有難いです。 あなたに100倍良いことありますよう、全力で祈ります。 いつか実家でお店を出す資金にします!