「いちいち比べてんじゃねーよ」

みなさんこんにちは。
読んでくれてありがとうございます。
コーチングをしているじゅんです。
好きな事して生きています。

コーチングをしていて心から実感する事。
それは、ほとんどの人は
２つの事を理由で
人生が混乱している、という事です。

混乱とは？

必要のない事で悩んだり
時間や労力を使ったり
お金を消費したり
ストレスや情緒不安定を生みます。

必要のないこと？

逆に必要なこととは？
あなたが自分の幸せや成功のために
必要な事です。
それとは全く関係の無いこと
があるとしたら、それは不必要でしょう。

しかし、
いつかどこからかで生まれてしまった
この２つの余計なものにより
随分と遠回りをしたり
いろんな事を諦めたり
いらない我慢をしていたりします。

話がそれますが、
以前こんな記事を書きました。
人生を邪魔するたった２つのもの。

そして今回は別の２つのものなので、、、

４つじゃねえか！！

ええ、すみません。
この書き出しを思いついてから
気づいたんです。
前に似たようなこと書いたなーって。
でもそのすぐ後に気づいたんです。

あ、切り口が違うけど
同じ話だ、と。

この記事には
「人生を邪魔するものは寂しさであり、
それを解消する方法があるという誤解である」
と書きました。
今もそう思っています。

そしてその寂しさを生んでいるものは
１，自己肯定感の低さ
２，承認欲求
です。
これが全てではないですが
かなり大きなものです。
この２つは似たものですが
同じではありません。

１つだけでも
本が一冊書けるほど言いたい事はあるんですが
今回は関連するあるエピソードを。

先日、ある人から
「じゅんさんの自由に生きている感じが羨ましい」
と言われました。

冗談かと思おうとしたんですが
どうも彼は大真面目にそう思い
しかも勇気を出して伝えてくれたんです。
そしてそれに
僕は非常に驚いてしまいました。

彼はIT業界でなくても
誰もが知っている企業に勤め
かなりのポジションにおり
人柄も良くて
何もかも得ているように見えていました。

そう、僕こそが
彼を羨んでいました。
その彼が僕の生き方を羨ましいと言っていて
なんというか、変な感じがしたのです。

もしかして僕たちは

誰かを羨もうとしたら
その部分を見つけられて
相手を蔑もうとしたら
その部分を見つける事の
天才なのではないかと。

彼ほどの人は
人を羨む理由なんて無いのですよ。
全く。
でもそう思う時もある。

僕も自分の生き方が好きで
なんの後悔もないですが
人を羨む時があります。

なんていうか、
そんなもんなんだなあ、と。
お互い相手の良いところを見たり
悪いところを見たり
無いものねだりをしてみたり。

羨む理由とかも
大したことないんですよね。

先日
うちの近くでポルシェが停まっていまして
そこから若い人が出てきました。
僕はその瞬間、
何か妬みのような気持ちを感じたんです。

「わけえやつがポルシェなんて乗りやがって」

と近所の親父ばりの悪態が頭をよぎりました。

そして3歩歩いて気づいたんです。
何かおかしい。。。

そうだ。
僕は今「人を妬んだ気持ちになった」けど
それは完全に嘘だったと気づきました。
全く羨む理由が無いのです。

僕は
・車をほしいと思っていない
・ポルシェにも全く興味がない
・買おうと思えば買える
・その上で買いたいと思っていないから買っていない

のに！！

羨むっておかしくないですか？？
自分がわけわかんなくなりました。
一体何だったのだ今の気持ちは、と。

それをずっと考えていて
出た結論が

どうやら僕は
そしてみんなも
比較癖がついている。
なんとなく他人と比べて
優越感か劣等感を感じようとしている。
本当は自分にとってどうでもいいことでも
無意識に比べている。

アドラーの目的論で言えば
僕たちは優越感や劣等感を感じたくて比べている。
そして
それは自分が何者でもないと思いたくないからだ
と。

人は「よくわからない」状態が嫌いです。
「不幸になる不安」よりも「確定した不幸」を望む生き物です。
（この話はまたいつか）
今の自分の人生が
良いか悪いかよくわからない状態を嫌い、
審査をつけたくなります。
それが人を批評家に変え
他人にも自分にも評価をくだす癖がつきます。

評価する為であれば
優越感だろうが劣等感だろうが抱いて構わない。

手段と目的の話をする時は
いつもこれが頭をよぎります。
映画化決定したHellsing

冒頭の話に戻りましょう。
この比較とそれによる優越or劣等。。。

まじムダ

なんですよね。
あなたが幸せになる事に何の役にも立っていない。
邪魔にはめちゃ役立ってるけどね。

承認欲求は
比較しないと生まれないんです。
当たり前なんだけど。

自己肯定感も
比較するから下がったまんまなんです。
これも当たり前なんだけど。

誰とも比べなければ
あなたは存在している事が
既に承認されている事だと
実感できるんです。

だから

いちいち誰かと比べてんじゃねーよ

と自分にもあなたにも言って
今日は終わりにしたいと思います。

幸せって目指すと大変、気づくと簡単ですね。
じゅんでした。