SHIMANO STEPSのDU-e8080を分解してみた。
はじめに
ヤフオクで中古が安価で出品されていたので落札してみました。
最初はパーツ取りのつもりだったんですけど、興が乗ったので分解して内部を勉強してみようと思い立ったわけです。
先駆者を探す
大体こういうニッチな作業は国内に先駆者がいるもんですけど、今回は全く見当たりませんでした。
海外でもE-MTBフォーラムを覗いても経験者が数人ほど・・・心細いことこの上ない開幕となりました。
カバー開放からBBシャフト抜き取り
カバー開放
カバーはトルクス25のネジが7本。1本だけ長さ違うので注意します。それと断面はシリコンで防水コーティングされていて、カッターナイフでギコギコ切断しながら開放。
こんなところにケーブル
カバー開放するとすぐケーブルがあります、千切れないように慎重に外します。
シムを確保
ベアリングにシムがくっついてます、これも忘れずに確保します。
でっかいスプロケットを取外す
結構硬いのでグリグリして取外します。
またシムがあるのでこれも忘れずに確保。
樹脂カバーを取外す
ネジ4本を外して樹脂カバーを取外します。
ケーブルが繋がってるので注意、外すかそのままかは判断分かれそうな所です。
BBシャフト周りの基盤を取外す
これを外さないとBBシャフトが抜けない構造になっているので外します。
赤いケーブルがあるので注意、結構タイトな感じです。
BBシャフトが抜ける
やっとBBシャフトが抜けます、空転のためのツメが2つあります。
それから、この茶色のフィルム状の部分が大変壊れやすいそうです。
海外のフォーラムでここを破損させた人は、修理不能となり中古品から移植していました。
ベアリングの取外し
スプロケット内部のダストシールを外せばベアリングが出てきます。
指で簡単に外せます。
組み立ての注意点
スプロケットの固定を確認する
スプロケットの噛み合いをよくよく確認しないと、カバーを閉じることができません。
元々外れたりズレたりしては困るので、そう簡単に動かないようにできています。裏を返せば、一度外したら簡単には取り付けできない構造、と言うことです。
おわりに
正直、初見では難しい作業です。
ですが、SHIMANOはドライブユニットのトラブルには交換対応を基本としているので、こういった作業はe-bikeが広まれば広まるほど需要があると考えております。
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