AI技術の進歩が生んだ奇跡―ある本の企画から出版までの1年間
去年の7月、エムディエヌ氏と出会った時、私たちは単にAIの本を書こうというだけの考えでいました。しかし、あることが私たちの思考を変えました。それは、どんな本が売れるのか、そしてその本の中身が何であるべきかを、夜更けまで深く議論した結果です。その議論から生まれた結論が、「AIとweb3」でした。
私は過去に3冊の本を企画し、共著者に執筆を依頼してきました。なぜなら、私の国語力はあまりにも低く、適切な文章を書くことが困難だからです。そのため、今回も共著者を探す旅が始まったのです。
数ヶ月にわたる検討の結果、web3の専門知識を持つ共著者が見つかり、共に本の企画を練ることになりました。しかし、その過程は決して容易ではありませんでした。企画を練るのに何度もやり直しを重ね、結局企画が通ったのは11月になってからでした。
ボランティアを募集して手伝ってもらうという予定でいました。募集があまりうまくいかず、続けることに困難が見え始め、12月になって共著者が降りるという話になった時、思わぬ救世主が現れました。
その名も「ChatGPT」。このAIは、生成された文章のクオリティが非常に高く、それを使えば私自身が書けると感じました。試しに10ページほどを出版社に提出してみたところ、彼らもこれで良いと認め、私は初めての単独出版を果たすことができました。
生成AIが急速に発展したことにより、当初の企画は少し変わりましたが、それによって生成AIの存在を盛り込むことができ、かなり面白い本が出来上がったと思います。これはまさに、AI技術の進歩と私の挑戦が重なった結果生まれた奇跡とも言えるでしょう。
我々は新しいテクノロジーを学び、適応し、それを活用することで新しい価値を創出できることをこの経験から学びました。そして、その価値がどんな形でも、皆様にとって新たな視点やインスピレーションを与えられれば幸いです。
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