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エクストリームのベースって

お久しぶりぶりにブログ再開。うっかりログインの方法を忘れるところだった。

モダンなエクストリーム音楽的なやつをやっているわけだけど、邦楽洋楽問わずベースがあんまり聴こえない音源が結構ある。

むかしむかしのその昔、70-80年代の激しい音楽は当時の録音技術の拙さもあってベースはろくすっぽ聞こえないことがそれなりにあった。それから時代が進むにつれてだんだんベースが聴こえるようになってきたんだけど、今度はダウンチューニングや多弦ギター/ベースの登場でまたあんまり聴こえなくなってきた。ベーシストって不遇だなー(笑)。

ツインギターでリフ主体でドラムのキックと連動するような感じで、ボーカルがぎゃーすか言ってて、テンポは200超え頻出で、ドロップチューニングだの7弦ギターだの5弦ベースだの、ってなると、ルートとリフを弾く以外の選択肢がどんどん少なくなっていくように思う。だってその方がきれいに収まるから。まあ仕方ないと言えば仕方がない。

一方で、ベースのオイシイところって、もちろんみんなが乗るコード感(ルート感)を出す役割は当然として、それをやりつつなおかつカウンターメロディというか、主旋律とギターやキーボードの間の隙間をいかに縫っていくか的な部分だと個人的には思っているのよ。

で、ツインギターがゴリゴリのリフを弾いてて、次のセクションではツインリードになったりして、ついでにキーボードや同期があったりして、とかなるとベースが入り込む隙間がもう無い。無理やりこじ開けていけなくもないけど、あんまり効果的でなかったりエゴが出すぎてたり、誰かを邪魔せずにはおかなかったりで蛇足になりがち、だと自分は思ってしまう。

それってそういうジャンルじゃんとか、そこを何とかするのが勝負所じゃんという意見があるのは十分わかるんだけど、なんというかこう、この手のジャンルでのベースの生息域の狭さというのが最近気になる。

もちろん基本のキとして、低音で白玉ドーンはかっこいい。リフをガッシガッシ弾くのも当然かっこいい。それはそれとして、ベースの役割ってそれだけだっけ?という疑問はここ数年常にある。それだけと納得してた時期もあるんだけど。

まあね、ハイゲインのギターがギャンギャン鳴ってるところでお前は何を言っているんだという話ではあるんだけれども。かと言ってベースレスだとさっぱりしすぎてもの足りない。

低音パートの無い音楽は無いのになんだか不思議だ。もうあれか、ゲディ・リーみたいに一人で低音パート二つやるか。できたら苦労せんのだけど(笑)。

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