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子どもがいて仕事をする、ということ。

わたしには、小学生と幼稚園と、保育園にいってる3人の子どもがいる。

いわゆるワーママ、となるんだろうけど、わたしはちょっと特殊かも。


もともと社会不適合な性格な上(計画的にできないとか、通勤が嫌いとか。)家事も苦手。

どこかに勤めたとして、その上子どもの送り迎えに、嫌いな通勤、熱でお休みや呼び出しなんて来たら、この上なく自分にストレスが降りかかるのは、やる前から分かっていた。

だから、わたしが仕事をする、ということは「起業」の道しかなかった。


以前は趣味の延長みたいな感じでやっていたことも、3人めを出産し、本格的に始動したのが3年前。

最初は家で出来るのがいいなーなんて、気軽に思っていたけど、起業当初って、本当にたくさんやることがある。


わたしは自営だけど、運がよく保育園に預けられたので、一番下の子が6ヶ月の時にスタートした。

当時は下2人が保育園と幼稚園同時入園で、子どもたちが通う場所は3箇所になった。

それぞれへの送り迎え、塾や習い事の送り迎え、家のことと学校の役員も重なり、行事は3箇所に、そして夜中の授乳とミルク。

この頃はあまり記憶がない。


特にここ1年は、体調面で考えさせられた。

子ども3人とわたしがロタ(まさに地獄絵図)、3人とわたしがアタマジラミ、3人とわたしがインフルエンザ。

つまり旦那以外ってことなんだけど、そのたびに何回も自問自答して、自分にとっても、家族にとっても、クライアントさんにとっても、一番いいスタイルって何かなと、ずっと考えてきた。


仕事を始めてから、悔しくて泣いたこともあるし、自分の不甲斐なさに、怒りや憤りを感じたこともいっぱいあった。

家で仕事をするのは楽そうに感じるかもしれないけれど、うまく切り替えないと、ずっと家で頭がフル回転。

慣れないと、オンとオフがなかなか難しい。

家でやるから、家のことも気になるって感じ。


今はだいぶ減ったけど、子どもたちがご飯食べてる横で、パソコンに向かうこともしょっちゅうあった。

子どもたちもまだ小さいので、ママー!こぼした、う○ちした、喧嘩した、お腹すいた、で、集中が中断されることもしばしば。


静かに遊んでるなーと思ってリビングに戻ると、部屋は大惨事とかはよくある。

壁は油性ペンの落書きがもう消えない。

記事がもう少しで出来上がりそうな時に突進され、全部消えたこともあった。

これは未だに危ない時がある。


今3年経って、ようやく一息つけたというか、子どもたちも少し大きくなり、わたし自身も全体を見渡す余裕が出来て、バランスが取れてきたなと感じる。


で、わたしもまだまだ発展途上なので、大したことは言えないけれど、お母さんが働くことに対して、2極の考え方はしなくていいと思っていて。

こういう状態になった時、仕事を続けるか続けないか、の2択ではなく、

自分が何をやりたくて、何をやりたくないのか。

仕事の何が好きなのか、何のためにその仕事をしているのか。

どうやったら自分も楽しく出来るのか?

を、考えてみるといいと思う。

好き、と嫌いで判断するのはいいんだけど、自分の本音がわからない人は、自分のことを後回しにしすぎると、自分のコンパスがぶっ壊れていることが多い。

そうすると、ポジティブとネガティブのように、両極に振り切りやすい。

だけど、そんな風にしなくていいとわたしは思う。


例えば、自分が仕事をバリバリやりたいなら、無理に母親や妻業を頑張る必要もない。

そういうのもありだし、わたしは子どもが小さいうちは、一緒に遊んで過ごしたいなと思うし、旦那さんがバリバリ稼ぐことが好きな人だから、それも応援したい。

ちなみにこれはあくまでわたしの考え。


家族はチームであって、それぞれの考え方や意見がある。

「折り合いをつける」って言葉が、日本ぽくてとても好きで。

自分自身の気持ちとも相手とも、もちろん妥協はせず、折り合いをつける。

バランスをとる。

そうすると、世の中のお母さんたちは、もう少し働きやすくなるのかなあと思う今日この頃。

そしてわたしはやっぱり、今の仕事も子どもたちといる時間も好きなのだ。

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