働き方改革、それは幸せになりたいという願いから

最近、1日24時間の使い方を考えることが多い。

というのも、毎日仕事とプライベートの単調な往復に心がすり減っていくのを感じたから。
仕事では中々思うような結果がだせず、いつも何かに追われている感じがし、家でも時間に追われ子供を叱りつけている。

「なんのために生きてるんだろう」とふと思った。

きめられた行動を繰り返し、ただ時間が過ぎていくだけのイメージを自分自身にもってしまい、とても悲しい気持ちになる。もっと仕事を生き生きとしたい。仕事から離れれば気のおけない人たちと心を通わせたりしたい。

そんな、ことができればきっと人生も今より豊かになるはず。そう思いながら、実現できない自分にいつもがっかりする。

特に朝出勤に間に合わなくなりそうで子供を叱りつけているときや、仕事が忙しくて、子供にあたってしまっているときなどは、ふっと我に返り、かけがえのない子供との時間を私は何しているんだろうと思う。

負のスパイラルだ。

以前、働き改革をテーマにしたイベントでセミナーに参加した。そこで、こんな調査結果があることを知った。

「仕事で成功するから幸せになるのではなく、幸せだから仕事で成功する」

私の中で衝撃だった。こういう考えを持ったことがなかったし、仕事がうまくいくことで幸せになると思っていた。

それじゃあ、まず優先すべきは多少仕事に負の影響が出たとしても、家族との温かい時間を持つことなのでは。でも、今の私に仕事を減らしたり、もっと楽な仕事に転職したりの変化を起こすぐらいの熱はない。そんなに大きな舵、簡単にきれない。
だけど、そこは追求していくべきところだという。
なんか難しそう。まず、どうしたら幸せになれるんだろう。あれ、私は幸せではないのか?

そんな、堂々巡りが始まっていつも曖昧な思考で終わる。

でも、これって昨今いわれている「働き方改革」につながるのではないだろうか。今までスタンダードだったこと、例えば、仕事だから出社すること、出社すれば固定の席に座ること、が、徐々に当たり前ではなくなっていく。リモートワーク、フリーアドレスという言葉は今やどこでも耳にする。

子育てしているから、親の介護をしているから、そうでない人と比べ圧倒的に仕事がしにくい。そんな当たり前も、当たり前ではなくなってきている。

実は変化させることで人々の仕事の生産性に大きな変化をもたらすことを、「幸せ」を追求する人たちが常に考え続け、少しづつ日常に取り入れてきた。それが、いつの日にかなんだか良さそうだね。という価値観がうまれ、だんだんスタンダードになっていく。

いかに仕事をしやすい環境を構築するか、良いものが生まれる仕組みをオフィスにとりいれるかが大事だということに、みんなが気が付き始めたということなのか。
そこに「苦しみ」があった人が幸せになりたいという願いをもって変えてきたスタンダード。出社せずとも仕事ができる幸せ。ママになっても、以前と変わらない環境で仕事ができる幸せ。

そう考えると、幸せな環境って自分で作っていくものなのかなと思う。今の自分が幸せに働ける環境をきちんと考えて整えていく、それが仕事の生産性につながり結果となる。

そう考えると

「仕事で成功するから幸せになるのではなく、幸せだから仕事で成功する」

という考え方が、とても理にかなっていると感じる。

どの会社で働くかの判断も含め、主体的に仕事をしていきたい。また、自分にとって幸せがなにかということを日頃からよく考えておくことが重要なんだと思うから、自分の感覚を大切にきちんと感じ取れる毎日を送っていきたい。

一日24時間をどう過ごしているかに、まずは向かい合いたいと思う。

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