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人生初の自粛生活

台湾での自粛生活が始まって今日でちょうど二週間が経過した。

一日が過ぎるのは早く感じるが、一週間が過ぎるのは遅く感じる。健康で充実している毎日が送れている実感は、無い。去年からこんなに辛い生活を送っている人々には本当に頭が下がる。

今回は、私の自粛中の一日の流れと自堕落な生活の原因を自分なりに分析し、解説しようと思う。

一日の流れ

平日、授業がある日は早起きだが、基本的には11〜12時頃に起床する。自粛期間が始まってすぐに母が日本から送ってくれた荷物に入っていたコーンフレークなどをつまみながらオンライン授業を受ける。ぼーっと授業を受けながらひたすら教授が出欠を取るのを待っている。授業中は間食が多いことを自覚しているが止められていない。大抵午後6時には授業が終わる。週に1〜2回はこの時間帯にランニングへ行く。もちろんマスクを着用しながらだ。その後はスーパーやCostcoで買ってきた食材を使って適当な晩御飯を作る。野菜多めで健康を意識している。Uber Eats等のデリバリーサービスを利用するときもある。また、日によっては授業のグループプレゼンテーションのためのオンライン会議をする。あとはひたすら映画やYouTubeを見たりして怠惰を極めている。金曜日と土曜日はこのタイミングでお酒を飲む。深夜1時ごろに布団に入るも、何も疲れることをしていないので眠りにつくまでに時間がかかり2〜3時頃にようやく寝れていると思う。深夜や早朝に突然目が覚めることがこの頃多い。快適ではあるがこの生活に満足していない。

快適だが充実していない生活

ここまで書いてみて、自分が何の生産性もない生活を送っていることに絶望している。毎晩、「明日からは有意義な生活を送ろう」と思いながら眠りにつくが結局何も変わっていない。有意義ではないが疲れることもなく楽な生活なので、心のどこかでは無意識のうちに「このままでもいい」と思ってしまっているのだろう。いや、それより有意義な生活って何だっけ?

この怠惰な状態に陥ることはとても自然な気もする。そもそも私たちは常にこの怠惰な状態を享受することを夢見ながら生きているのではなかったのだろうか?

自粛なんてしなくてよかった時、私たちは学校に行かなければ行けなかった。授業を受けなければならなかった。その時に私たちが心の底から思ってたことは、「早く帰って寝たい!ゴロゴロしたい!」ではなかっただろうか?私はそうだった。今、自粛生活の中でそういった暮らしを送ることができる。Uber Eatsを使えば好きなタイミングで好きなご飯を食べられる。授業中にゲームをしてようが漫画を読んでいようが叱られることはない。クーラーの効いた快適な自室で朝から晩まで寝ていられる。私たちが長年求めていた快適な生活が手に入ったのだ。ではなぜ私はこの生活に不満を抱いているのだろう。

この生活を手に入れてようやく、自分が欲しかったのはこんな生活ではなかったということに気づいた。昼は勉強でも運動でも、自分で決めた課題を楽しみながらこなし、夜はその日達成したことを思い出しながら程よい疲労感と明日への期待と共に眠る。こんな日々を私は有意義と感じるのだと思う。しかし、怠惰な自粛生活も快適なだけに抜け出すことが難しい。この生活を長く続けることが自分にとってメリットにならないことは重々承知している。二週間という節目を皮切りに、そろそろ自制を徹底して有意義な自粛生活を送ろうと思う。

そのためには、まず小さな目標を決めるべきだと思う。その目標を毎日コツコツとクリアしていけば達成感を得られて充実した毎日を送れるのではないだろうか。中国語や英語を話す機会が激減し、語学力の低下が心配なので、ひとまず言語の勉強を生活の中心に置こうと思う。



読み返してみると、何だかありふれたフレーズが多くて、面倒臭い先生の話を聞いているみたいな気持ちになった。文章力も気持ちも自粛疲れで落ちているのだろう。

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