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コーチングのストラクチャーについて

こんにちは。
中高生の国際教育とコーチングに全力を注ぐ
コーチのJunnaです。

今日は基本的なコーチングの流れを説明します。

①関係構築
コーチはクライアントを「認め」、話を「聴く」ことでクライアントに安心感・開放感を抱かせ、二者間の信頼関係を築きます。どんなセッションにおいてもこの信頼関係を築くラポールモードの時間は非常に大切です。
人は、相手に対する警戒心を解くことができると、本音で話せるようになります。本音で話せるようになるということは、コーチはクライアントからより多くの課題や気づきを引き出すことができます。

②発見モード
発見モードでは、コーチが「質問」や「フィードバック」のスキルを使います。クライアントは、コーチの質問に向き合い、深く考えることで、答えが導き出され、その答えを自らの耳で聞いて確認したり、フィードバックを受けたりすることで、さらに自分の考えを整理することができます。その結果、リソースの棚卸しが促進され、気付きが生まれます。
発見モードでは以下の3つのポイントを押さえます:
1.将来:目標設定
2.現在:現状把握
3.方法:達成のプロセス設定

プロセス設定が一番重要でかつ一番難しいところでしょう。
目標を設定し、それを効果的に達成できるような行動計画をクライアントと共に築いていくことができるかどうかは、コーチの腕次第ということです。

③行動モード
行動モードでは、コーチはクライアントが目標達成のための「具体的な行動」に移れるような働きかけを行います。クライアントの中から引き出された具体的行動は、自発的に行われる確率が高くなります。人は、他人に言われてやらされることには意欲が出にくいものですが、自分でやろうと思ったことや口にしたことは、意欲的な行動をとる傾向にあります。
でも、最初に行動を起こすことにはもちろん不安が伴い、大きなエネルギーを必要となるため、クライアントを勇気づけて、自信を持たせます。しかし、言葉の影響は永遠には続きません。人は最初の推進力だけでは、前に進み続けることはできないのです。そのため、コーチはクライアントにとっての単なる「起爆者」ではなく、「伴走者」として、1回のセッションだけで終わらず、長期的な関係を保ちながらクライアントの目標達成をサポートしていきます。

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以上が3ステップの大まかな説明になります。

人と人はどれぐらいの時間をかければ信頼関係は築けるのでしょうか。
相性が良い場合はすぐに打ち解けられる場合もあるかと思いますが、警戒心が高いと何時間も何セッションもかかる場合があると思います。
それでも信頼関係が築けない時もあるでしょう。

となると、時間の問題ではないということですよね。
「本当にあなたのことを応援している」
「幸せを掴めると信じている」
「一緒に困難を乗り越えたい」
こういった意識が身体や言葉からにじみ出ていないと、相手からの信頼は得られないと思っています。逆に、コーチのこの意欲を感じ取ったクライアントは例えひと時の出会いでも相手に安心感を抱き、もっと話したいと思うものなのではないでしょうか。



目の前にいる相手に全力で向き合える人になりたい。
だからこそ、コーチングはすごく良い学びだと思います。
相手も自分も前向きに、一生懸命になれる、この素晴らしい取り組みはもっと色んな人に知ってもらいたいです。

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