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スウェーデン留学紀行#14 気になるようになったこと、気にしないようになったこと

こんにちワカメ~

(写真は9月頭でギリ湖に足をつけても寒くない時に撮ったものです。10月現在は普通に寒くてそんなことしたくありません。日本はどうですか?)

今日はこちらに来てから変わった私の意識について簡単に紹介します

気になるようになったこと

スウェーデンというヨーロッパの国、かつ移民の多い国に来て、エラスムスという制度で来るEUの留学生が周りにたくさんいて、初めて自分がアジア人/東アジア人/日本人であるというアイデンティティが湧いてきました。

日本にいるときは同じようなルーツの人ばかりだったので自分の人種や国籍について考えることはほとんどありませんでした。特権的なことだったと思います。

でも今はマイノリティ側にいるような感じがあるし、いい意味でも悪い意味でも自分は日本人なんだなと思います。

見た目も違うし、言葉も全然似てないし、食べ物とか、些細な文化でさえ違うことも多いので人種は目を背けられない事実という感じです。でも違いと同時に意外とこれって万国共通なんだ~と思うこともあります。

今のところ感じたスウェーデンと日本の共通点は人狼をやるということです。私は高校生の時とか初期のコロナ禍にめっちゃやってた~。(そんなことかよと思いますよね…今パッと思いついたのはそれだけでした。すみません)

気にならなくなったこと

こちらに来て気にならなくなってきたことは2つあります。正確に言うと気にしないようにしようと思い始めたことですが。

1つ目は英語のアクセントです。

なんか日本にいる時はネイティブスピーカーのように発音しなきゃいけないという風な固定観念にとらわれていたのですが、スウェーデンに来て、英語がネイティブではない人と英語で会話をするシーンがほとんどになるとみんなそれぞれアクセントがあってそれがある意味アイデンティティだなと思うようになりました。フランス人の英語とかスペイン語圏の人の英語とかとっても個性的です。多分日本人の英語も独特なアクセントがあると思います。でもみんな一生懸命喋っています。そのアクセントをバカにしたり、アクセントがあるからと言ってその人の話を聴くことをあきらめたりする人の方がおかしいと思えるようになりました。だから英語は気持ち!間違ってても気にすんな!というメンタルになろうと思っています。

2つ目は年齢です。

日本で学生生活を送っている時ってサークルやゼミやバイトやらで絶対に先輩と後輩の関係性がありますよね。だいたいの人の年齢は学年によって分かるから学年が上=年上だし、学年が下=年下。もちろん例外はありましたが誤差も1、2歳程度でした。何なら1歳差くらいなら同級生の延長線上くらいに感じていましたが、2個、3個、それ以上年上の人には失礼がないようにとか、気を遣うことが身体に刷り込まれています。

でも留学に来てみるとまず全然人の年齢が分かりません。スウェーデンでは高校卒業してすぐに大学に行かない人も多いので年上もいっぱいて当たり前です。年齢の話に時々なるのですが、同じ学生寮には30歳の人もいるし40歳の人もいます。

大学の団体のジャズサークルのようなものにも入っていますが、学生バンドと言いながら、(以前)学生(だった人もいる、何ならそんな人ばかり)バンドなのでもう働いてる人がほとんどだし、私が生まれる前からこのバンドにいるおじいさんもいるし、この団体にいるときは私はまだまだ未熟者だなとつくづく思わされます。

でも、みんな対等に接してくれるんですよね。欧米ではどこもそうなのかもしれないけどファーストネームで呼び捨てだし、敬語なんてないし、年齢を気にして言動を変える必要がないです。スウェーデンでは大学の教授もファーストネームで呼ぶのが普通です。(これはスウェーデン独特のカルチャーらしい)

留学生同士もだいたい同年代だけど誤差はあります。日本の留学生同士でも。だけどここに来たらみんな仲間なので気にしてられません!みんな対等!上等!


私は年上だと身構えてしまいがちですが、ここで過ごしてたら年齢の差にもう少し寛容になれるかななんて思っています。

以上、留学生活約1か月半で起きた意識の変化でした。


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