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夏のオフグリッドハウス体験記

先日、kameplan architects+みんなのオフグリッド研究所が主催する「夏のオフグリッドハウス体験会」に家族4人で参加させていただきました。

当日は晴天で、外気温は35度近くまで上がる真夏日。しかし、ユダ木工製の木製玄関ドアを開けて中に入ると、室内は、壁や天井、床、窓からの輻射熱は感じられず、まろやかなエアコンの効き具合で快適そのものでした。
特に驚いたのはロフトの天井面。触れてみると暑さを感じず、むしろヒンヤリとしていました。

また、天井高が低めに設計され、2階の一部はスキップフロアになっており、10段の階段で2階へ上がれる設計は、体に負担が少なく非常に快適です。内装も印象的で、棚はすべて木造作、リビングの床には杉材が使われており、そのサラサラとした肌触りがとても心地よく、我が家の床を張り替える際にはぜひ杉の無垢フローリングを採用したいと思いました。

そして、注目すべきはオフグリッドシステム。太陽光と蓄電池、さらに高い断熱性能により冷暖房負荷を限りなく抑え、東電のブレーカーは常にオフ。家中のすべてのエネルギーが太陽光と蓄電池で賄われている状態です。蓄電池は想像以上にコンパクトでしたが、その価格には驚きました。

床下に設置されているローヤルの一種換気システム本体には、それぞれの給排気口に温度計が設置されており、どこから空気が出入りしていて、どのように熱交換が行われているのかがよく理解できました。

このモデルハウスには黒猫ちゃんもいて、猫ちゃんと一緒にくつろぎながら、家についての話を聞きました。壁掛けテレビやテーブルなどのDIYのコツ、実際に取り組んでいるコンポストの話なども聞くことができ、非常に勉強になりました。
また、家の中には温度計が各所に設置されており、「おんどとり」と呼ばれる温度計が10個ほどあり、その価格が1個2万円程度ということにも驚きました。Switchbot製品も多く使用されており、我が家でも愛用しているので親近感を感じました。

帰りの車の中で、妻が「そう言えば、猫ちゃんがいたのに、獣臭が全然しなかったのはなぜだろう?」と不思議がっていました。その理由は分かりませんが、気密が高く換気計画がしっかりしていると、匂いもなくなるのかなと想像しながら、会話を楽しみつつ帰路につきました。

エネルギーを自給自足しながら快適に過ごせるオフグリッドハウス。このような建物がもっと増えていくといいなと思います。なお、このモデルハウスの性能は以下の通りです。
※頂いた、見学会ご案内資料より一部抜粋しております。

  • Ua 値: 0.24w/㎡・K(性能表示断熱等性能等級: 等級7〈最高等級〉、HEAT20: G3〈最高等級〉)

  • C 値: 0.5㎠/㎡

  • 耐震等級3(許容応力度計算、最高等級)

今回お伺いした、kameplan architectsさんのホームページはこちら↓

このモデルハウスの見学会は定期的に開催される予定の様ですので、オフグリッドハウスを体感したことがない方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。最後までお読みいただきありがとうございました。

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