こっち向いてよ向井くん、ありがとう
日テレ系水曜日22時に放送されていたドラマ
こっち向いてよ向井くん
が最終回を迎えた。
第1話をたまたまリアタイしたら、あっという間にドラマの世界へ引き込まれた。向井くんの恋模様が気になり始め、周りを取り巻く家族や友人、同僚達との関係がリアルに思えて共感してしまう。
人の心ってこうして変わっていくんだ
向井くんのいる世界は押し付けがましくなくて居心地がよい
今日のnoteは向井くんへ感謝の気持ちを込めて呟きたい。
「人の価値観の違い」をわかりやすく伝えるパフェ理論
向井くん（赤楚衛二）とご飯友達である坂井戸さん（波留）
この2人は行きつけのカレー店パイレオで出会う。ひょんなことから互いの恋愛事情を共有していき自然に交流回数を重ねていく。
ネットではこの2人がゆくゆくは結ばれるであろうと話題に上っていた。
私もそう思っていた1人だ。
最終回、2人は結ばれた...のか⁉︎
友達以上恋人未満のような2人。
ドラマの前半は向井くんが毎週、違う女性に振り回されていた。その度に向井くんは何故恋愛が上手くいかないのかと悩み迷った先に行きつけの店でクダを巻く日々。そこにはいつも坂井戸さんも同席しており、落ち込む向井くんに優しい言葉ではなく鋭い指摘を投げかけ恋愛の本質を突いていく。坂井戸さんの言葉は血しぶきを上げるように向井くんの心の臓をクリティカルヒット。はじめは傷ついていた向井くんだが、次第に的を得た坂井戸さんの意見を頼るように。
一見、恋愛マスターに見える坂井戸さん。実はズバズバ人に（言わなくてよいことまでも）物言いしてしまうことを反省していた。これが自分の悪いところだと気づいていて、向井くんに悪い事しちゃったな...と回想シーンがある。
そんな折、2人は流れでカラオケオールをする。互いの恋愛話から派生して、
「パフェは上の部分が大事」
と言い出す坂井戸さん。
パフェを食べ進めていくと、残りはバニラアイスの水分を含んだ柔らかいコーンフレークやゼリーなどが残る。
確かにパフェの下部分は前半の華やかさはなく見栄えは余りよくない。
しかし、向井くんはこのパフェの下部分が好きだと言う。ココがパフェの本体だと断言。
私も坂井戸さんと同じくパフェの上部分が好き派なので、向井くんの意見に驚いた。確かに、パフェの上部分は華やかだけど崩れやすいので溢れないよう注意が必要。向井くんの意見を新鮮な気持ちで受け止めた坂井戸さんは、やがて過去の恋愛のトラウマまで語り出すことに...
カラオケオールの後、ジョナサンでモーニングする2人。ある意味では朝帰りである。坂井戸さんのトラウマを無理なく癒す向井くん。
気がついたらシラフでオールした2人は自然体
2人の距離が近づいていく過程に無理がない。一緒にいるとラクな相手、素を見せることができる人は貴重だ。若い頃、上司と飲んでいる時に言われた一言を今でも覚えている。
「好きな人は何度もできるんだけどね、一緒に住めるなと思える人は滅多に現れない。僕にとって妻は一緒に住める人だから結婚した」
向井くんと坂井戸さんなら
仲良く暮らしていけそう。
楽しいことを共有し、間違えているときは意見を言ってくれる。ドラマ前半は坂井戸さんが向井くんへアドバイスを送る構図であったが、最終回へ向けて立場が少し変わってきている。
向井くんが坂井戸さんへ合いの手を入れるようになった。アドバイスを受けっぱなしにせずに向き合っている証。過去の恋愛と向き合い周囲の意見を取り入れて現在の自分をアップデートしている向井くん。
余韻が残る最終回だったのでスペシャル版を期待してしまう。この2人の「その後」が観たい。
元気くんが可愛くて癒される
不器用女子を包み込む愛
向井くんの義弟、元気くん。
行きつけのカレー店パイレオのシェフ兼店長である。元気くんが作るカレーはホントに美味しそう。「元気くん」という名前がピッタリの明るくピュアで可愛い男子。
元気くんに毎週癒された
義兄の向井くんに
「お兄さ〜ん」って仔犬みたいに懐く姿が可愛い、なでたくなる。
こんな義理の兄弟素敵だなって思う
夫婦は足りないものを補え合えるんだなと、元気&麻美ん（向井くん妹）を見ていて気づく。ドラマ前半は麻美んが不機嫌女子で驚いた。ピュアな元気くんに夫婦の意義を問い出して離婚を提案した辺りは「え？めんどくさ...」と不快感を覚えたし、元気くんが気の毒だった...
この2人はすれ違いや話し合いを重ねて新しいパートナーシップを育む
変わらず仲良し♪
性格真逆の2人は結局相性が良かった。ストレートに気持ちを示す元気くんに対して口数少ない麻美ん。
最終回は笑顔も多く、いつもより多弁だったから根は優しい良い子なんだろうなと理解できた。元気くんが惚れるだけある。嗜好のストライクゾーンが小さいのだろうか。その分、好きなモノに出会えたときは徹底的に好きになる。不器用だから嘘がつけない。元気に対する愛は本物であり、最後はしっかり気持ちを伝えてくれてホッとした。
麻美んを見て、笑顔より不機嫌顔が可愛い人っているんだなと思った
麻美ん、不貞腐れてる顔可愛いね
元気くんは元気に笑っている姿が素敵！（岡山天音さんロン毛似合う）
末永くお幸せに。
向井くんのお母さんは理想の母
向井くんのお母さんが良母で勉強になった。ただ優しいだけではない。子供達、家族への寄り添い方が素晴らしいのだ。
子供の言動を否定しない。
子供夫婦と同居しているが、子供に依存はせずに「今」を楽しんでいる。子供夫婦に不穏な空気を感じると、心配そうな顔をしながらあくまで見守る姿勢。諭すときはソファで寛ぎながらだったり料理をしながら等、相手が話しやすい空気になる場面まで待ってくれる穏やかさを持ち合わせている。気まずい話をするときは目を合わせない方が話しやすいのを察したかのような懐の深さ。
向井くん、麻美んが実家に居着くのが納得！
こんな居心地の良い実家、離れたくない 笑
愛情深く、自分の意見は押し付けずに世代のギャップはアップデートしており子供に結婚等を強要しない。
向井くんのお母さん
子育てマイスターです。
大人の社交辞令がわかるエピソードに頷く
向井くんの会社に取引先の人が挨拶に訪れるシーンがある。
退職の挨拶だ
体感で1分未満のこのシーンが丁寧な描写で視聴していて引き込まれる
「退職して妻の実家を手伝います」
「これからは飲み友達で」
そういう取引先の人に対して笑顔で応じる向井くん
モノローグでは
「良い人だったな」
「でもこれから（この人に）会うことはない、きっとこの繰り返しなんだ」
...と心でお別れ。
これは大人あるあるだ
良い人との別れは寂しい
また会えたらいいなと本気で思う
でも優しい社交辞令は追いかけない
仲良くサヨナラをして淡々と日々が過ぎていく
こういう細やかなシーンがこのドラマを好きになったきっかけである。
愛しい向井くん、坂井戸さんはYesの行動を示してる
あぁ これが向井くん
カッコよく決まりそうなところで
ちょっとスベる
そこが愛しい
向井くんが坂井戸さんに告白したタイミングは間違っていない
向井くん、気づいていたかな
坂井戸さんは警戒心が強い女性らしく、自身のバックを相手との間に持っていたことが多かった
一方、向井くんが告白したときは
そのガードがやや解かれている
内側にジャケットをかけているものの、いつものバック内側持ちよりはハードルが低い。向井くんへの警戒心をゆるめていることがわかる。
さらにこの日は大きな商談へ出向く大事な一日。予めなのか偶然なのか、2人の服装がふんわりリンクコーデしていて座りが良い。
爽やかグリーンカラーが馴染み良い。
知らず知らずに気持ちが重なる様がファッションに現れているのではないか
ゆっくり距離を縮める2人
向井くんと坂井戸さんの関係が最後までハッキリとはしなかった
最後は2人で仲良くカレーを食べて楽しそう
2人の関係に名前がなくてもいいじゃない、が答えかな？
最後まで美和子が面倒くさかった。向井くんを10年拗らせるに足るややこしさ、わかりにくい。美和子と麻美んが少し似ている気がした。ただ、麻美んには「違うよ、そうじゃないよ」と導いてくれる子育てマイスターのお母さんや良好な関係を築く兄の向井くんがいるから進むべき道をきちんと選んでいる。美和子の背中を押す相手が麻美んであることも自然であり素敵だなと思う。
登場人物の心理描写が豊かなドラマで見応えありつつ癒される。
ありがとう、向井くん♪
後日談を知りたい視聴者
Junko Summer
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