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トッケビはおまけの人生を愛してる

2024年4月30日に配信終了が
予定されている韓国ドラマ
''トッケビ''

夏休みの宿題を始業式直前に慌てて終わらせるかのように視聴しました

"トッケビ"という韓国で古来から伝承されている精霊

読めないけど素敵な字体

・精霊“トッケビ''
・死神
・トッケビの花嫁

主に、この3つの存在を併せてファンタジーの世界が造られています。

左 死神 右 トッケビ
スーパーイケおじ

死の危機を免れた人間を
''処理漏れ''と呼ぶ死神

死の危険から生還できたら

奇跡

人間はそう思いますが、死神の世界では''処理漏れ''として扱われます。
神の気まぐれによって予測不能な出来事は、人間には奇跡としてポジティブな体験になる一方、死神にはネガティブな残業として対極的に捉えられていることが興味深いです。
この奇跡/処理漏れとして生きる人間に託される

おまけの人生

本来なら死ぬはずだった"処理漏れ"は9の付く年齢になると命の危機にさらされます。まるで、死ぬことが運命づけられているかのように歴史の修正力が働く人生

このドラマの中で"処理漏れ"としておまけの人生を生きるのは、トッケビの花嫁です。

人生は4回ある説

このドラマの設定によると
1回目 種まき
2回目 水やり
3回目 収穫
4回目 収穫物をいただく

最大4回まで生まれ変わります

命を終えるときに、自分が今何回目の人生かを死神が教えてくれます

死神の部屋は厳かで麗しい
静謐の空間

最後の審判

この写真の右側が死神
左側にいる2人は交通事故で命を落としました。奥に座る女性が被害者、手前に座る男性は加害者です。
よく見ると、被害者の女性にだけ
''お茶"が提供されています

現世の記憶を消すお茶

女性はこのお茶を飲むことによって
辛い過去を忘れて来世へ旅立ちます

一方、加害者の男性は
''自分にはお茶がないことを疑い
「何故配られないか」に気付き
自らの行いを悔やむ"

後悔先に立たず、現世の記憶を残したまま地獄の扉へ案内されます。

おまけの人生と言われると大切に生きようと思う

おまけの人生を歩むことになっても
トッケビの花嫁は健気に生きています。周りに虐められても今やるべきことを忘れずに学んでいく真摯な姿に感銘を受けます。

自分の力で人生を挽回する花嫁

毎日を頑張って生きている矢先

自分はトッケビの花嫁であること
おまけの人生であること

これに気付きます

トッケビの花嫁に託される使命

それは
900年以上生き続ける高麗の武臣/  トッケビの胸に刺さった剣を抜いてあげること

剣を抜けるのはトッケビの花嫁だけ
ただし、
剣を抜いたらトッケビは"無"に帰する
(死ぬ)運命にあります

永遠の命から解放されたいトッケビに対して、花嫁は夫を愛しているから剣を抜きたくない
(死んで欲しくない)

一方
神からは
トッケビの剣を抜けとばかりに
過酷な試練が花嫁を襲います

様々な困難を乗り越えて
愛を確かめ合うトッケビと花嫁

死神にさえも情をかけられます

どうせ無理
今さら間に合わない
もう駄目かもしれない

そんな風に心が乱れた時

1回目の人生
今何回目の人生

そう考えるよりも
''おまけの人生を生きている''

そう思えた方が儲けもの
元々ラッキーなんだと
自分に言い聞かせたい

ホントのトッケビもイケおじで
あって欲しいと願う
Junko Summer

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