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メキシコ・死者の日ユニフォームにノックアウト!北京オリンピックユニフォーム解説Vol,1

北京オリンピックがはじまった。
今こそ運動しなくなってしまったが(反省)もともとスポコン女子。
ジャージには恐ろしく執着がある話も、以前触れている。時間があるときにでもぜひ。


なので、オリンピックイヤーは勝手に異常に盛り上がる人。何をやっていても、競技を全部見たい気持ちに駆られ、ずっとそわそわしてしまう。

仕事柄、各国のユニフォームについてのライティング・エデュケーションを求められるということもあり、開会式は毎々釘付けで見ている。

まぁ詳しく解説していってもいいんだが、薀蓄前にハッとしたのがメキシコ。いやはや、オリンピックでドクロ見たの初や!死者の日コーデ 
やん! メキシコ
では 11 月 1 と 2 にある祝日のことで、日本でのお盆に近い感 覚の行事。
こうした世界のイベントや行事には それぞれのファッションが伴うので敏感なんだけど、カラフルに楽しく装う死者の日は、イタリアのベネチア仮面カーニバル同様、好きなんだよね。
日本のお盆とはだいぶ違うこの雰囲気、以前からかなり注目してたし、


独特なムードが漂う
ハロウイン的でもあり。


実は、、すでに サッカーメキシコ一部リーグでは ドクロ系ユニフォームだしてたからなぁ。でもやはりオリンピックで採用されるまでは知らない人のほうが多かったと思う。オリンピックの影響力はやはり凄い。

独特な感性。日本だったら、国のイベントから、どんなユニフォームが想定できるのだろう

オリンピック、くるんじゃないかと思ってたら、でた!
いや、びっくり。ストリートファッションのよう。新鮮!
他と被らない独自性。

ネット上でも「かわいいー」「買いたい~」「売ってないのかな」な声続出。オリンピックといえば、スポーティー、活動的・爽やかが基本なスタイルななかで ロックやん。

女性の花飾りが死者の日ムード漂わせ、オリンピックはお祭り!大切な日よ!と言わんばかりに故郷をアピールするプレゼンテーションは、心に残った。選手は4人、全体でも10人くらいの行進で、数少なくても印象に残るメッセージだった。

うん、実際、私も着たいわー。

各国のユニフォームは?

どこで作った、ブランドはどこ、素材や昨日云々言う前に、わたしはまず「感性」大事にしたい。もしろん、知識をお伝えすることも大事。両輪でファッション伝えていきたいのだが、すでに知識的なことは、色々と速報も出ているので、私が書くより数段早いね。随時更新のこのサイトがわかりやすいので貼っておきます。かなり詳しい。

日本においては、正直「想定内」。
良くも悪くもない、という印象を、ここ何回かのオリンピックで同じこと伝えている。驚かせればいいというものではないけれど、究極まで鍛え上げてきた選手たちの日々の進化をユニフォームが表現するのであれば、新しさ、その期待感は常に更新するものであってほしい。
想定外、の安心安全ではないトキメキや意外性もあってもいいのではないか。
さて、ユニフォームの前に、正直今回は深く引き込まれたことがあった。

演出の美しさ

人の手で、もたれていること、技術、テクノロジーだけではない。圧巻。


それは「演出」の美しさと完成度。4年間かけたという準備中でのコロナで
悔しいところも多々あったと語る 総演出監督のチャン・イーモウ氏だが
大きなテーマ イノベーションは世界にまっすぐに届いていったと思う。

https://www3.nhk.or.jp/sports/news/k10013468901000/


【北京五輪開会式】ツイッター上で「始まって10分で東京五輪の開会式より勝ってる」の声!とヤフニュースで書かれ注目記事となっているが、それは
始まる前から想像された声だったのではないか。

夏の東京オリンピックと比較して、汗水流し準備をしてきた人たちに文句を言えるような立場でもないし、ここは専門家でもないので、一日本国民として単純に感じたことを書き留めておくだけ。よって不快に思う人はスルーしてね。

リーダー不在の日本

私が思ったのは、日本には今、リーダーがいない、という問題。オリンピック云々だけではなく、日々の暮らしの中、会社でのこと、SNSなどのグループひとつ、ということかも。

言い方を変えれば、誰が責任を持つんだろう?というところ。

責任はもてば持つほどリスクが伴い、やればやるほど、アンチも生まれ、
やりもしない人たちに叩かれたりする。日本では今、その背景や苦労も想像せずに、意見ではなく文句を言う人が増えている。

国立競技場の建築デザインが途中で変更になったにはじまり、演出人の退陣なども相次いで、結果的に何が言いたかったんだろう?という、ごちゃまぜ感が否めない演出に感じてしまったのは、私だけじゃないだろう。

ロードの華やかさで、いつもと違ったユニフォームのようにも見えた。
自宅テレビから。

開催国・中国のパワー

演出にしても、ユニフォームにしても、伝えたいことが明確な、開催国中国には パワーがあった。

圧倒される 全身の赤 

注目すべきは、このコート。
スポーツウエアというよりチェスターコート型できちんとしている
フォーマルな要素があったことだ。
他国を迎え入れる、おもてなし的な配慮も感じられる

そうしたホスト国として秀逸だったのは行進時のクラシック音楽。
世界中誰もが聞いたことがある代表的楽曲を選ぶことは
世界基準。より壮大さを感じさせる。

考えてみれば、規則正しく足並みそろえた行進でもないわけで
クラシック音楽が無理なく馴染んでいたと思う。

で、政近が一番いいと思った国は? 続きは次回にね。





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