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中身がないものを、あるように見せるのが服ではない。服は平気で嘘もつく。存在感や影響力はお金では手に入らないけれど、中身がない人なんていないんだよ。

自分を表現すること。
言うのは簡単、でも意外と【自己表現】って難しいよね。
中身がないものを あるようにみせても仕方がないし。

服は平気でうそもつく。
持続可能であり、より自分を生かし、社会をも照らす服装の追求について。

服はその、表現の一つのツールなわけですが、政近のファッションブランディングサービスとスクールについてなど、日々お問い合わせを頂くので
少し書いておきます。

ファッションブランディング、とは。

服で身体をブランディングする、そのまえに自身の中身、マインドと向き合っていただきます。

中身がないものを、あるように見せることはできないのですから。

こんな人だという滲み出る個性が本物であって、中身と見え方がまるで違うというのは、人生上手くいきません。

有名になりたい ビジネスで成功したい
という気持ちだけではそうはなれないように、そうした夢を叶えるに必要な存在感や影響力と言うものは 

お金では買えません。

なにもしないで、服だけで存在感をUPさせることは、単に目立たせたり 無駄に高い買い物をするだけになります。

また リーズナブルな服を、コーディネートだけで上質に見せることは
【人が入って可能】なのであって、その人の中身が、お安いものにも
価値を吹き込んでいるのです。
安易な服、つくりが甘いもの、愛情が注ぎ込まれていない服は
マネキンが着れば、やはりそれまで。

息を吹き返すことはありません。

自分には何もないのではないか?

こういう話をすると、自分には何もないと落ち込む人がいます。いいえ、ほんとうにそうでしょうか?

自分の価値は人との違いです。

その違いがたとえ一見誇れるようなものではなかったとしても、それを唯一無二な魅力・存在に変換させるのが 政近のブランディングの肝です。

ないものを必死で埋める行為で人が耀くことは まずありません。
培ってきたものが、どんなひとにも在るんです。

もちろん、その程度の差、というものがあって、
プロとしては、そこは正確に客観視させていただきます。
そこには謙虚になる必要があるのだろうと思います。

謙虚になるとは、自信をなくすことではない

根拠ない自信が通用するのは若いころの話で
謙虚になったとき、やることが見えてくる。
よし、自分はもっとやればいいんだ。というアクションに気がつくことが
大事なのであって

自分の実績なんてこんなもんだから、何もできない、いえない、小さくなっておこう、というマインドは、謙虚でもなんでもないのです。

過去、そうして気づいた顧客や生徒さんの中には、その後の努力で大輪を咲かせた人たちが何人もいらしゃいます。

例えば学校で学ぶ場合、学んだことのアウトプットが何より肝心です。
自分でやってみる、あるいは人に、社会に、役立てる行為を目の前の人に行う。あるいは 書いて発信する、そうした積み重ねの中から今度は自身のオリジナリティーが培われていきます。

服でいえば 先ほど書いたリーズナブルな商品であっても
自身が買える範囲で、なぜそれを着るか?を明確にし、物を大切にしていく心と、扱い方などのスキルを日々習慣にしていけば、良いものに見えてくるのです。

その積み重ねをちゃんと丁寧にやっていれば、限られた予算の中でも
オリジナリティーはちゃんと生まれてきます。

▼双極性障がいを抱えながらもマインドとファッションを学ぶ yukikoさんのnoteから。


オリジナル性は、誰も与えてはくれない。

しかし学びが薄ければオリジナルにはたどり着かない、と言う現実があります。浅い学びはとっつきやすいけれど、その【部分】だけにとどまり、誰もが取得はできるが、オリジナリティーに欠け

資格をたくさん持っているけれどパッとしない人になる。
資格量産のなかの一人ですね。
もちろん それ自体 がんばるモチベーションになるでしょうから
否定はしません。

弊社のスクールでは、ファッションの学校でありながらマインドに向き合い、どういう人生を生きたいのか?に直結していくところがあります。

マインドに向き合うと言ってもスピではありません。
このあたりは スクールのオフィサー櫻田が触れているので
貼っておきます。

なので苦しい、楽しいの両極がある学びであり、学校の最終ゴールは いわゆるペーパー的な試験ではないのだろうと考えています。

また飛び切りのファッショ二スタのように装えることが答えでもないでしょう。それは、積み上げの先に、勝手についてくるものであって
コーデの技術だけで マインドとファッションを学びきれるものではありません。

つまずきや失敗は、魅力の証

また、それがない人は アントレプレナーでは、ないでしょう。

オリジナリティーがある人の多くは、失敗を積み重ねた人でもあります。
それがなければ 進化しようがないからですね。

進化しない人は古びた人です。
川久保玲は、こういっています。

人間が新しければ 服も新しいと。

失敗しないように常に平均点が取れても、多くの「まぁまぁ」な中に
埋もれている自分に気がつきません。
つまずいて転んだ先に オーラは手に入るのです。

またこの魅力は 多様性にも大きく関係しています。
自身ではマイナスと思っていることの多くが私からしたら
宝の宝庫。
人と被る長所より、どれほど人間くさくかけがえのないものか
本人だけが気がついていない。

あなたのつまずきや失敗 あるいは どうしようもないぜ!と思っている
ところこそが 仮面を抜いたあなたであり 
磨き甲斐がある【素】なのですから。

欠点、という表現はあまりに露骨でしたが 新聞一面にも政近のサービスや学校についてのゆるぎない考え方を伝えて頂いた。


学校説明会で触れた、黄金の義足モデル ローレンワッサーの話。

冒頭の写真は、リスペクトするモデルの一人、ローレンワッサー。
脚を失い 失望で明け暮れていた日々から復活。

その努力と発信力は、多くの人に希望を与えている。
失ったもの、を魅力に変え、存在感を圧倒的に増している。

それこそ、人生はマインド次第、服次第なのだ。

▼人生は服、次第。という私の本を紹介してくれた教え子の 沖えり奈さんのnoteも貼っておこう。

脚を失った経緯など壮絶である。
しかし女性なら誰もが明日はわが身という可能性がある衝撃の事実。
そして彼女は、暗いトンネルを抜け出て立ち上がった。


サービスも学校も、自分自身(あなた)が、ある意味、作品。


教える側が人間を評価することはできないけれど、もし積み上げた学びの過程を 人にも提供していきたい、となった場合

修了書、あるいは 資格取得のネーミングのようなものが必要で今、その整理に着手しています。

同時にパーソナルスタイリングのサービスオファーが絶えず、正直追いつかない状況で、6月末まで満室になりました。
大変ありがたく思っています。

サービスを受ける顧客さんにも 学びを積み重ねられるような方法を試行錯誤していく必要性も感じています。

サービスを受けたときだけ、あるいは 年間アドバイスを行っているサービスを受ける安心感で、素敵を保っている方は大勢います。
また 学んだからといって、理想が手に入る、というほど 甘いものでもありません。

その答えは自分自身の中にしかないから。

見たらわかる 話たらもっとわかる アウトプットした表現から
滲み出ている

そんな本質的な耀きは 誰かにゆだねているうちは手に入らないからです。

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政近のブランディングサービスについての質問に答える


日々、同じようなご質問にお答えしているので、以下ご参照ください。

◆事前準備はありますか?

はい、FBにて実際にZoomでお話する前に【事前準備グループ】を作り、そちらにての質問事項にお答えいただきます。

クライアントさんによって、質問事項は様々です。サイズ記載や最近の全身写真など添付していただくなどは、全員統一な質問もあります。

質問事項は、外見 内面に至り、だいたい 10~15項目ほどになります。アイテムの準備は、ストレスのない範囲でお願いすることもあります。また お手持ちのアイテムについてご質問があればご用意ください。

◆診断などはありますか?

政近考案のファッションテイスト、持ち味、マインドについての分析はございます。ただ、どこかに当てはめて、これが似合うと言う決め付けは、一切ありません。似合う基本はお伝えしても、そこに縛られる要素はゼロです。

◆聞かれたことはすべて応えなくてはなりませんか?

ご自身のマインドに従って、自由にお考え下さい。
ただ政近のブランディングはマインドを重視しますので、できるだけ正直なご回答を望むところです。
マインドを開くことは、自身の今の箱から出ることが重要です。
今のままでいいなら 今もっている服を着ていればいいのです。
自身の価値観もすべて、今の貴方の服装に現れているからです。

そこを出たい、の そこ、は本人にしかわからないのです。
ただ、私は経験上、この方は 何の箱に閉じこもっているのか?を
外見から察知することはできます。

◆ブランディング内容についてはどのくらいの要領で
ご提案くださるのでしょうか。

現状分析から、ご提案にいたるまでの経緯を含めたパワーポイントを50枚~80枚ほど作りプレゼンテーションしています。ブランディングの目的にもより、個人個人で要領は変わってきます。多ければよい、ということでもありません。

◆Zoomでのブランディングのあとはどうなりますか?

パーソナルなサービスのご提案にて対応します。全員がオリジナルな経路をたどります。

現在は買い物に行かない方も多く、あるものを生かす、お直しするなどを行ってから、本当に必要なもののみの調達、が増えています。
新しいものは、向こう3年一切買わない、と決めた方もいるかな。
時代は変わりました。

サステナブルは共に考えて貰うのはお約束

もちろん、新しいものをそろえられる方、オーダーで伸張したいなど様々なご要望を満たすのがお役目ですので、ショッピングに行くことも日常です。(マンボウ解除までは、最低限とさせて頂いてます)

私自身ももう、持続可能できない服を買う気はありません。
学校説明会では、私が着用している服の、生産から廃棄にいたる整備が整っているブランドの話などもした。

それは ハイブランドにも多いが あえて 誰でも購入できる範囲でも選び切れる事例を。うん、これはまた 別投稿します。


さて、今日は 昼一のお客さまのブランディングが終わり
夜はもう一件。

夜は年間見ている方の途中報告会のような 気さくなMTGです。

デ、料金はいくらなの?ですよね。
これもケース バイ ケースなのですが、Zoomコンサルティングは
7万~20万+税でお願いしています。 

学校授業内容のHPについては、そろそろ公開を間近に(今月中かな)進めていますので、ご興味がある方はぜひご覧下さいね。

マインドとファッションの学校2期は、4月スタート 隔週土曜日
夜20時~ 4回。正直、スクールは ボランティア価格でやっています。
4回しかない授業のようですが 2ヶ月間NSN上のフォローは毎日なので~


▼共にファッションを学ぶ生徒さんでもある takuyamaさんの記事です。


最後に

まぁ 私自身がとんでもなく 失敗を繰り返し
倒れては復活し、こうすればよかったと嘆く暇があったら やってみた人間だから人にも少しだけ言えます。
また 自分が意図しないのに、自身の軽い特徴(アスペルガー)から対人関係のつまずきは日常茶飯事でもあり、自分に嫌気が差すこともあります。

しかし、それをまず自分が認めたうえで、それでもなお、と立ち上がること、人に言ったことは自分がまずやることでたくさんの迷惑をかけた方々にも何かをお返ししていると考えてもいます。せめてもの、かな。

そんな自分の情けない事実も含めて、ファッションは常に自分を反映していると思ってます。
なのでまぁ 私にとってファッションはまさに、自分自身。です、な。

そして人々の自分自身を、服装から導いていくことが好き。
そこには 創造があり、愛があるからです。


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