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デザインへのお金の使い方のお話

先日の都市経営プロスクールの中でのお話。

「そのデザイン、その会社に頼む必要ある?」

凄いネームバリューのある人に頼むと、なんか安心だし話題になりそう?かもしれないけど、ほんとにそれでいいのか?というお話。

ネームバリュー分、だいたい相場よりも高いそれ相応の費用がかかる。

そりゃ、高いお金をかけて、その人本気で実働してくれて、話題になったらいいけど、結局、その人に頼んだつもりが結局は誰か分からないその組織の人が実働しててその人は見てもないなんかは当たり前。

そんな有名な人本人が動くような本気にさせるプロジェクトを立ち上げれているんだったら別の話だけど。

そうじゃない場合、まだ、そこそこのものができたらいいけど、舐められたらもはや未発表作になるような、その人にとってはお金だけもらえればどうでもいい仕事になる可能性もある。

そもそも、ほんまにその人のネームバリューって本質的にはどうなの?っていうのもある。

それなら、そんな有名じゃなくても、ちゃんとプロジェクトに共感して親身になって一緒に考えてくれるデザイナーに託すべきだと。
もちろん、ただ共感して親身になって一緒に考えてくれるだけじゃなくて、デザインの能力(センス)があるかどうかの見極めはいるけど。
もしくは、まずはデザインする前に、もっとお金をかけずにできる効果的な方法を考える。

その貴重なお金の使い方、その人に託して大丈夫ですか?
と聞きたくなることって確かによくあるなと。

世の中の、本気でいいプロジェクトをしたいと思っている人たちのデザインへの期待が、世の中に溢れる有名性の元に作られた駄作というかたちになり、それに貴重なお金が使われることがないよう願うばかりなのです。

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