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「視察」に何を求め、求められるのか

コロナでなかなかいろいな場所に行きづらかったここ1年余り。あと数日で全ての規制が解除されそうとなったころ、急に「視察」の依頼を各方面から頂くようになりました。

「商店街の賑わい創出についていろいろお聞きしたい」というのが、ほとんどの先方さんの依頼内容。

ここで困る私。。。果たして中津は「商店街の賑わい創出」ができてるのか?「賑わい」って何?。。。。私は、誰かのためにやってるという感じでもないし、自分が楽しみたくてとっても小さな取り組みをやり始めただけなんだよな~。と。そんな私でいいの?と思うわけです。だって、中津にはほんとにたくさんの「まちづくり」の取り組みがあるから。

もちろん、その辺りもご案内するのですが、「視察」が単なる「見学」になってしまったら、お互い時間の無駄だな~~、、と思うわけです。だから、ちゃんと先方にはなにかを持って帰ってもらいたい。そして、中津で見て・聞いて・感じたことが少しでも活かしてもらえたら。と。

普通に中津を案内するのは、私でなくてもできるだろうな~、逆にもっと適任がいるかも!とも思ったり。それに、私が中津に魅力を感じた理由や、どんなことをしていて、どんな思いがあるのか。ってことは既にいくつかのメディアで紹介してもらっているので、ある程度それを読んでもらえれば分かる。もちろん、こういうところには書いていない(書けないw)お金のこととか裏話はあるとして、そこはお話するとしても。

じゃぁ、なにをどう案内する?そのヒントがつい先日、加古川と高砂のまちを逆に知人に案内してもらったときに見つかった気がします。

〇広く浅くではなく、ピンポイントがアツい!?

まち案内はついつい、広く浅くしがち。全貌を分かってもらうためには確かにそれは必要だと思うし、それが王道だとも思います。いわゆる一般的に「見るべき」観光スポットや史跡・建造物、今流行りのお店を案内しがち。私も、加古川と高砂のまちを案内して~~ってお願いしたとき、そういう「まちあるき」を想像していました。

しか~~し!加古川を案内してくれたシビルエンジニアであり、MANABIYAというまちづくりセミナーを主催せれている藤輪さん。高砂を案内してくれた、私と同じく都市経営プロスクールのOGで市役所職員の石本さんの案内はそんな想像をいい意味で裏切るものでした。

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