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他人に要求が強い人|苦手な人|compassion

他人に要求が強い人でも、一緒にいて楽だなぁ、と思う人と、苦手だなぁと思う人と、2種類います。


一緒にいて楽だなぁと思う人は ・・・

指示がはっきりしている
要求の理由がクリアである
自己中心的ではなく、中立的(またはプロフェッショナルな)立場からの要求ができている


逆に、苦手だなぁと思う人は ・・・

要求の理由が自己中心的
他人の事情を考えずに強く要求してくる
脅しながら要求に従わせようとする


その違いは、その要求を出す人の心の状態に関係するのだと思います。


イギリス出身のJay Shetty 著 『Think Like A Monk』(邦題:モンク思考 自分に集中する技術、東洋経済新報社)という本によると、苦手な人と一緒に時間を過ごした時に感じる感情、それは、苦手な人自身が抱えている感情だ、と言っています。


例えば、この他人に強い要求をしてくる人の、わたしが苦手とするパターンの場合、

わたしは、

  • 何も悪いことをしていないのに、罪悪感を感じる

  • 要求をされたことで、恐怖を感じる

  • 怒られたような気持ちになる

  • 弁解をしないとという気持ちになる(自己防衛)

  • you are not enough. まだまだね、と言われた気持ちになる


のです。

つまり、この他人に強い要求をしてきた人自身が、いつも、

  • 罪悪感を感じている

  • 恐怖心を感じている

  • 怒られた気持ちになっている

  • 自己防衛をしたがっている

  • I am not enough. わたしは何かが不足していると思っている


と言えるわけです。

これをよ〜く知る身近な人で試してみると、本当によく言い当てているな、と感じると思います。身近な人でも、苦手な人はいると思うので。

そうやって苦手な人の気持ちを察してみると、

「こんな思いを抱えて生きているなんて、辛いだろうな〜」

なんていう目で見ることができるようになります。

compassion:深い同情、思いやり、慈悲 という意味になりますが、compassion の目で苦手な人を見えるようになるのです。

そうすると、自分の中の『苦手意識』も薄まって、自分の心に平安が戻ってきます。相手を変えることはできないけど、自分の心のバランスを見つけることはできます。と、いっても、一回では上手くいかないかもしれないけど。


結局、相手も自分も同じ。何かしら抱えて生きている☆



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