見出し画像

佐藤愛子さんの本 「私の遺言」

タイトルよりも、作者の佐藤愛子さんの文章を読みたくて買った本。それもビフォーコロナ、まだ人との距離とかウィルスなど気にせず集会が当たり前だった日本人主催のバザーで、5冊1ドルとかあり得ない値段で購入した本でした。(作り手の方々には申し訳ない話ですが)

なかなか読み始めるのに時間が…数年?かかったけど、読み始めたら大変!止まらない!… とても興味深い本でした。

佐藤愛子さんが北海道に建てた家に、次々と現れる心霊現象。あまりにもひどくて、何人かの霊能者や霊媒師さんに助けてもらいながら、死者の霊と闘っていく、というお話。

その中で、死後の世界、霊の世界の段階とか、ご自身の佐藤家のご先祖様、その土地に住んでいたアイヌの方々、動物霊などなど、生きている人間が住む世界と、かつて生きていた人間→ もう身体はないので魂、霊の世界… 時空を超え、その両方を繋ぐ内容でした。

死んでしまえば、それでおしまい、ではない。

生きている間も、死んで身体が無くなった後も、両方大事。

「怨み・憎しみ・執着・口惜しさ・心残り・後悔・恋慕などの強い情念を持ったまま死ぬと、行くところへ行けない―つまり霊界の上層に行けずに苦しみつづけなければならないらしいことが私にはわかったのである。」

ネガティブな思いをずっと持ち続けていると、生きている間も辛いけど、その後も大変だよ、

なるべく気持ちを消化して、浄化して生きていこう、

日本がどんどん無機質になっていく、もっと「生かされている」ということを実感して生きないと…

とのメッセージ。


いつ命が終わるかわからないから。。。
自分も、自分の大事な人も。

常にそれを意識して、執着を手放して行動したいものです。

言うが易し・・・だけど。

でも、ほんとう。
人は一瞬でいなくなってしまう時がある。
それだけは悲しいけど本当のこと。なんですよね。


実家近くの海

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?