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言葉を継承する

継承する。

けい‐しょう【継承】〘名〙ひきつづいて、うけつぐこと。 先代や先任者などの地位や身分、財産、権利、義務などを、うけつぐこと。

コトバンク

継承するとは、コトバンクにもあるように、地位、身分、財産…などに使われるのとが一般的でしょうが、日本国以外の場所では、『日本語』を継承する、為の学びの場所があります。

14才の息子は、アメリカ生まれ。
(国籍は日本とアメリカ)
小さい頃から、日本語と英語の環境で育ててきていますが、学校が始まる年齢になってからは、平日は英語で学校に通いながら、同じレベルで日本語を習得することは、現実的ではありませんでした。

そこで、『日本語』を親から【継承する】ものとして、日本語で日本の文化に触れたり、日本語の能力に関わらず、日本語で年齢に相応しい内容のものを学ぶことを目的とした学校に通わせていただいています。

日本在外にある日本人学校は、日本にいずれ戻り、学校にスムーズに戻れるよう日本のカリキュラムに沿って、授業が行われる場合が多いようです。その分、授業は早く進み、宿題もどっさり出されたりします。
上の娘は、このスタイルが得意な生徒ですが、息子には全く合いませんでした。

一方、継承学校は、子どものペースで言葉に馴染めるよう工夫されています。

今日はその日本語継承学校の、春祭りでした。
たこ焼き、おにぎり、鶏の唐揚げ… 射的、金魚すくいならぬスーパーボールすくいなど… 日本のお祭りに似せてデザインされています。最後には、北原白秋の「お祭り」の群唱。幼稚部から中等部までの生徒が大きな声を出して、しっかり朗読していました。

日本国外でも、しっかり日本の文化や言葉、継承しています!

あとは、子どもたちが、この先、どの道へ進むか分からないけど、アメリカと日本、両方に自分のルーツがあるんだ、家族・親戚がいるんだ、両方とも素晴らしいんだ、と誇りを持って欲しいな〜と思うのです。そしてご先祖さまへの感謝や敬う気持ちも。。。



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