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自分の興味を皆の「おもしろい!」に

今年はひとりの時間を多く作ろうと思っています。
昨年後半予定が詰め詰めになり忙殺されたのと、日々あることや学んだことを振り返り深めたいと思ってのことです。

最近知り合ったお友達から、知ったことを溜め込まないでアウトプットして自分の中の風通しをよくしてスペースを作る、また新しい知識が入るようにすることを意識していると聞いたのも強く響いています。

日々気になる講座があると受けに行きますが、坂井洋一氏のワクワク古代史セミナーで知ったホツマツタヱはとても面白く、「音読✕発酵」の企画でも音読題材として取り上げたことがあります。
奇遇なことに音読道場の本拠地吉祥寺ブイネットの大澤先生もホツマツタヱを学んでいて音読題材にするというので、以前私が作った資料も提供しておとといの土曜日にホツマツタヱの音読が行われました。

大澤先生のくれた資料はさらに興味深いものでした。
ホツマツタヱは水田稲作を日本に広めたリーダーたちの物語です。時代としては弥生時代の話。アワ歌は民のことばが乱れていることを憂いた大王がそれを正すために作った歌です。その歌を作るくだりはこう書かれています。一部だけ紹介。

ふたかみの おきつほにいて 
くにうめど たみのことばの
ふつくもり これなおさんと
かんがえて 

「ふつ」というのは最近という意味だそう。すると大体意味がわかる。
弥生時代にこの言葉遣い、現代と大差がないことに衝撃を受けました。

この興奮冷めやらぬまま帰宅したわたしは午後に自宅に来た生徒親子ともホツマツタヱを音読してこの驚きを共有しました。
ホツマツタヱにはほかにも驚く回り歌(初めから読んでも終わりから読んでも同じ歌)があるので、お子もお母さんもびっくり。特に大人は原始人みたいに弥生人を思っていただろうにこんなものがあるとわたしと同様の衝撃を受けていました。

下にあるふたつの歌、左から読んだ後、右からも読んでみてください。

この反応を手ごたえに、翌日である昨日も午前と午後に大人のレッスンがあったのでホツマツタヱの音読を入れました。午前の生徒さんはカタカムナを深く学んで古代のことばに詳しい方でホツマツタヱも少し知っている方、午後の生徒さんはホツマツタヱを知らなかった方、おふたりに同じ説明をして読をしてもらいましたが、「おもしろい!こういうものをまた紹介してほしい」という感想をいただけました。

ただただ自分が面白くて、音読に取り入れたことがあり、たまたま大澤先生の興味とも重なり、ブイネットでの音読~ミクマリ音読道場の生徒への音読が実現、生徒さんの興味にまでつながりました。

そうか、自分だけで楽しむのもいいけれど、こうやってアウトプットをしていくとさらに多くの人に楽しんでもらえる。ノートをもう一度見直してもっとクリアに話せるようにならなきゃ、など自分のさらなる学びにもなり、アウトプットを念頭にしていると講義を受ける姿勢も変わることも容易に想像できます。

音読のレッスンをもっともっと面白いものにしていくことができる。
そんな希望を見出した週末でした。
確認もしないでレッスンに盛り込んでも笑顔で受け入れてくれる相棒しゅりさんとワクワクと話を聞いてくれる生徒さんに感謝です。

よかった、ありがとう。



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