見出し画像

波のように繰り返しくる問い~夫婦のありよう

偶然を装って日々何かが起こり痕跡や余韻が残るのを、「そういう流れだろう」と受け止めています。同じテーマが固め打ちのようにくることもあり、「あ、今これなのね」とわくわくと自分が何かをわかっているような気分になったりします。

こんなことを書きだしたのは、最近印象に残ることが同じだからです。
「夫婦」のことです。

先日、「音読×発酵」の企画で自宅に集まった二人の参加者、しゅりさんと楽しくおしゃべりしているときに「ペンデュラム」のことを知りました。ペンデュラムは「振り子」という意味です。参加者おふたりとも携帯していて、迷うことがあると聞いてみるそうです。見せてもらうたそれは、円錐のように先がとがっている石などが鎖やひもにつながっていて、ついつい「あなたはだんだん眠くなる」とやりたくなります。

ちょうど老後云々の話題で、夫がテレビを見ているときも静かに過ごせるようにしたいなど話していたので、「テレビを寝室に移動させるか」とおひとりがペンデュラムを持って聞いてくれました。ペンデュラムはしばらくするとグルングルンと円を描き始め、「Yes」の答えを表明しました。

その日にいらしたおひとりはカタカムナ図象付きのカタカムナ全首が書かれた資料をお土産に持ってきてくれました。その資料は生徒さんに見せるのにもとてもよいのでラミネート加工することにしました。夫の職場にラミネーターがあるので、使わせてもらえるか聞いたら快く「やっておいてあげるよ」と言ってくれました。20枚もあり、一枚数分かかるので大変な作業になります。本当に翌日、わたしたちが映画を見ている間、ひとり職場に行き長時間かけてラミネート加工をしてくれました。

映画から帰ったその夜は外食することになりました。入ったお店は料理が出てくるのが遅く、家族で色々おしゃべり。わたしが見てきた映画の話をすると、かつてよくダイビングに行っていた夫が結婚前に最後だと思って行ったダイビングの場所を違うところにすればよかったと言うので「またやったらいいんじゃない?人生何が起こるかわからないんだから、物理的な事情がなければどんどん始めればいいと思う」と言いました。

しばらくして、料理もぽつぽつ来て食べながら、「旬子の言うとおりだよね、おれタップダンス習いたいと思っててさ、誰か先生知らない?」と聞かれました。タップダンスが何かわからない息子に説明したりして、和やかに食事の時間が流れました。タップダンスの先生は知らないけれど、きっとそのうち情報が来るでしょう。

昨日は息子が部活で不在、将棋教室のボランティアから帰宅した夫と家でおそばをすすった後、夕方の音読レッスンの予習をしました。
世阿弥の「高砂」、結婚式でよく吟じられるあの「高砂」です。
じじばばに老いるまで仲良く時を過ごせますようにと願いが込められている歌、老後真っただ中の生徒さんに解説するための予習でした。

最近押し寄せる波は夫婦のことが多い。極めつけに本当に波にたとえたような「高砂」。

息子が大きくなってきて、息子がいなくなった後のことはわたしだけでなく夫婦ふたりで考えることなんだ。とわかり始めてきました。

そしてイルカやらダイビングやら高砂やら、海のことに絡めてそのテーマがやってきたのは偶然かな、やっぱりその流れ?泳ぎは苦手というかできませんが、身をゆだねてみようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?