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縁を確かなものに

「すずめの戸締まり」の主人公すずめは、色々な縁をつなぎながら日本列島を南から北へ旅を続けます。

私の人生の主人公である旬はさいたま市浦和区最寄り駅を挟んで東から西へ移動、ひとつの縁を太く濃いものにしました。

今日は図書ボランティアの活動で小学校へ行きました。四月に入学する一年生のために、交通安全の紙芝居を撮影するためです。図書ボランティアは製作部、読み聞かせ部、司書部と分かれており、私は読み聞かせ部です。交通安全紙芝居は製作部が完全オリジナルで作成したもので、小学校の周りの道を再現して新一年生が通学路を安全に歩けるように様々な工夫が凝らされています。それを私たち読み聞かせ部が読み、小道具なども使って楽しいものに仕上げるのです。

お昼すぎまで活動し、取りまとめをしてくれている女性とランチをしました。急な坂道を通らないよう自転車で彼女が案内してくれた駅までの道にコーヒー豆の店を見つけました。
ロティサリーチキンの店に入り、美味しくランチをいただきながら、たくさん話をしました。
私「小学校関係の友達がほとんどいないから、ランチもあまりしないんだ」
彼女「ええ!いいよ~しようよ~」 優しい(⋈◍>◡<◍)。✧♡

私は子どもを育てるうえで、「子どもありき」で「ハコありき」じゃないと思っています。なのでどこかの学校に入れることを目的にする教育に疑問を感じます。まあ難しいです。卵が先か、みたいな議論でもあるし。

お友達のお子さんは塾には通わず、宿題と自主学習はするようにさせ、学校の授業を理解することに重きを置いているそうです。
うちのぼぼも学習塾には通っていないし自主学習すらしないので、学校の授業は全力で聴いて理解するように言っています。
そんな私たちは学校教育について似た所感を持っていました。右に倣えの人材を作り、思考力を奪い、人と自分を比べる子にする。図工が好きなのに、息子は小学校入学してから必ず「下手でしょ」と前置きするように。彼女の家でも同じようなことが起こっているそうです。ほら!

他にもいろいろ話しました。私が音読道場で教えていると話すと、熱心に話を聞いてくれました。そして発酵チャレンジクラブのことも。

地元でこんなに気持ちよく話ができる人はとてもレア。
これを機会により濃いおつきあいができればなと思いました。
学校教育のネガティブな面に共通認識を持っている私たち、子どものためにも顔を上げて状況をよくしていかなくてはなりません。

とりあえずは引き続き、図書ボランティアの活動で声を出す。
それと何か建設的なことをしたい。
何をしよう。半分くらい構想しました。誘ってみようと思います、発酵。

「すずめの戸締まり」の主人公すずめは日本の南から北へ、縁をつなぎながら移動し、帰りながらその一つ一つの縁を確かめて深めていきます。偶然を必然にするかのようです。

こちらの主人公もひとつつながった縁を確かなものにしていきます。


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