見出し画像

大人が本気であいうえお〜レストランで体験会

宝物は何ですか

と聞かれたら、「フランスに住んだ1年間」と答えます。
ここ20年弱の不動の宝物が今変わろうとしています。

昨日は主宰するミクマリ音読道場で初のコラボ企画でした。
鹿肉入りのハンバーグが絶品のレストランバオバブでの体験会。

5人の大人の男女が集まりました。
まず店主のTさんにご挨拶をいただきました。
まずは自己紹介。わたしから始まり、みなさん、相棒しゅりさん。

早速体験に。
母音担当のわたしが、あいうえお各音の口のかたちを説明し実演し、皆さんに同じことをしてもらいます。
せーの!「あー」
男性もいるので声のユニゾンが美しい。
皆さんそれぞれの顔が真剣、大きな口を開けて「あーー」

5人の男女のやる気の満ちたあいうえおが部屋に響き、奥でハンバーグを準備しているのかペチペチとリズミカルな音が聞こえてきます。

子音の発声指導はしゅりさんから。
子音と母音を切り離して考え一音を発声する。わかっていたようないなかったような。それぞれまちまちのなるほど~の表情。

仕上げはわたしが発声する一音を真似してもらいます。
日本語48音がひとつずつ入っているカタカムナ5,6首を読み上げました。

感想をシェアし合い、カタカムナや音読についてしゅりさんからお話し。

皆さんからの質問は「まず母音の練習でしょうか」など、どう音読に取り組み進めていったらいいかという前向きなものばかり。

もともとカタカムナを知っている方も多く、リピーターの方もいて、不意に出た質問に面喰らい答えられないというヒヤリタイムも経験しましたが、カタカムナという知っていることを音読で体現するということは新鮮、一生使う日本語にゴールはあるのか、講師含め全員が求道者であり同じことでも重ねることに意味があることをわかってもらえたと実感しました。
参加者の感度の高さに毎回ひれ伏す思いです。

余韻を味わいながらバオバブさんの美味しいランチをいただきました。
食事を待つ間にアンケートを書いてもらいました。
音の探究を共にした仲間、興味の範囲も皆さん似通っていて、ミクマリ音読道場のイベント「音読×発酵」に興味を示していただいたり、そこからご自分の食生活などの話に広がったり。

音読の興奮にバオバブさんの美味しいお食事。
食べて帰る人、もう少し楽しみたいケーキ美味しそうとコーヒーとケーキを注文する人。

お雛様レアチーズケーキ。スイーツもきび糖が使われて身体に優しい。

「五感で楽しむ〜」の文言をよく見かけますが、いつもの体験会に「食」が加わることの威力を目の当たりにしました。

アンケートは家に帰ってからしばらくもったいないとお預けにしてからゆっくり時間をかけて読みました。

声を出して気持ちがいい、日本語が1音から大事であることがわかり1音に集中する感覚がわかった、リピーターの方もいらして、回を重ねるごとに深まるなどのご感想も。

嬉しい気持ちを何度も読んで味わいました。
心地よい疲れ。

バオバブの店長に出したお礼メッセージの返信が夜に来ました。
日本語を大事にする=日本をよくする、この活動に携わることの喜びを伝えてくれました。

宝物は何ですか、と聞かれたら、
「アンケート」と答えたい。

できたら複数聞いてもらえると助かるのだけど。しばし悩んで宝物はひとつでなくてもよかろうと結論づけました。
実のところ「宝物は何ですか」と誰にも聞かれたことがなく、いつも自分からこのように言い出していることに数分後気づきました。アハハ。

初のコラボ企画、「音読×バオバブ」
盛況に終わりました。
参加者の皆さん、不参加だとしても呼びかけに反応してくれた方や周りに宣伝してくれた方もいて、多くの人に支えていただきました。
ブログを読んでくださる方からもエールをいただいていたかもしれない。

全てに感謝。

よかった、ありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?