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四半世紀ぶりのインド映画~RRR

マルシェや勉強会で、月に一度は訪れているみどりの学び舎の主催者MOMO先生が最近「RRR」というインド映画にはまっているそうで、連日「7Rしました」「8Rしました」と、7回も8回も3時間の映画を見ている様子がFBにアップされています。
MOMO先生とはCOLDPLAYという共通の趣味があります。わたしにもその「RRR」は面白いんじゃないかと思い、テレビで見かけたワンシーンもダンス満載で楽しかったので、妹を誘って今日見てきました。

有楽町ヒューマントラストで9時50分の回。早めの時間なのに、満席でした。

RRRは昨年10月から放映されているインド映画です。どうやらとてもヒットしているよう。
わたしが大学生だったころ「ムトゥ踊るマハラジャ」というインド映画が流行り、映画館に観に行ったのを覚えています。やはりとても混んでいて、階段状にになっている通路に新聞紙を敷いて座っている人たちがいて、終わると拍手喝采でした。
RRRも勧善懲悪のエンタテインメントなのかしらと思いながら席に着きました。

お互い秘めた使命を持つビームとラーマ。この二人がある日ひとりの少年を協力して助けたことから親友になり、各々の持つ使命が二人の友情を脅かしていくという展開、壮大なアクションシーン、圧巻のダンスシーン、見どころ満載、三時間という長時間も全く苦にならず、「まだ終わらないでほしい」と願うばかりでした。

帰りの電車の中でも、洋書を広げているのに、気が付くと主役のふたりに思いをはせている自分に気づき、ダンスシーンに使われていた音楽が頭の中にぐるぐる回ります。
三時間もある映画なので、色々なシーンが頭によみがえります。
いつも全力の登場人物、ひとりはイギリス兵にさらわれた少女を見つけ村に連れ帰る、もうひとりは故郷で味わった悲惨な思い出を胸に、故郷に誓った約束を果たすために手段を選ばず進んでいきます。
ふたりを突き動かす使命、そして二人の偽りのない友情。これらが訴えかけてきます。また、イギリス人たちのインド人に対する差別と横暴ぶりが半端なく、非常に考えさせられます。家で熱く語ってしまいました。

映画が終わったときはこの映画をリピートするのはその長さゆえすごいな~なんて思っていましたが、次から次へシーンが思い出され、もう一度見たら新しい発見がありそうと思わせる各場面。細部まで作りこまれている気がします。そして極めつけはダンスシーン。そしてインド人たちが立ち上がるビームの歌のシーン。激しいダンスの痛快さと自分の心に嘘をつかないことを気づかされた人々。どちらも熱く私を揺さぶりました。
リピーターが多数いるのが頷けます。

夜、妹からダンスシーンのyoutubeが送られてきました。
わたしもネットサーフィンをし、ふたりのモデルとなっている英雄がいることを知りました。知りたい。
あれ、はまっている?!

RRR初体験でした。
視聴数は増えるか否か。


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