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大人として絵本を開く~魅力再発見

あわただしい日が続いていますが、いつも過酷な予定が入っているわけではありません。仕事の他にPTA本部活動、放課後スクール等ボランティアが幅をきかせていますが、自分が前向きになれるような予定もあります。

今日は午前は英語の勉強会にオンラインで参加しました。
3人集まり、いつものごとく英検の問題に取り組みました。今回は準1級。長文問題、長文の穴埋め問題。英語を一日中勉強していた時代に比べると勉強時間が激減しているのと今は試験に対するモチベーションがないのもあり、興味のない分野の話はなかなか身が入らない上よくわからなかったりして泣きそうになりますが、今日は準1級の問題だったので長文ひとつ以外は大体意味がわかりまだ救われました。毎日洋書を読んでいて、少しずつ難しい本も読めるようになり、そのうち英検1級の問題も難なく読めるようになるのが今考える英語習得の理想のかたちです。あとスピーキングができること。

今読んでいる洋書は「長靴下のピッピ」、子どもの純粋さが輝いている作品です。以前読んでいま二回目です。
ピッピはひとりで気ままに暮らしているとっても強い女の子ですが、友達に誘われある日学校に行き、先生に算数の問題を出されて答えられず、先生が答えを言ったらさも不思議そうに「どうして答えを知っているのに私にきくの?」と尋ねます。
わたしはこのシーンが大好きです。

大人が子どもに何かを教えるのが当たり前だと思っているけれど、算数ができたら偉いと思っているけれど、そうだろうか、なんて考えてしまいます。
子どもの時はただ面白くて読んでいた本も大人として読むと奥深い。

最近、絵本の魅力がわかり始めてきました。
小学校で読み語りボランティアをしていますが、「子どもたちに本を読んであげる」の視点でした。息子にも数えきれないほどの絵本を読んできましたが、それも「読んであげて」いました。絵本は子どもを楽しませるものでした。

絵本はとてもシンプル。
画がページを埋め、作品にもよるけど字はわずか。
でもとても大事なことを伝えているものが多いです。やさしさ、正直さ、などなど。子どもたちが感じられるように絵が広がりわかりやすい言葉で書かれている。
大人が読む難しくて字数が多くて複雑な内容の本だって、訴えることは根源的だったりします。もしかしたら絵本の方が単純でメッセージを強く感じられるのかも。

絵本は説明に頼らずミニマムな言葉だけ。
行間がものを言います。

子ども向けだけど、子どもが大人にないもの持っているから感じられるのかも。
小学校で子どもたちに絵本を読んであげているとき、絵を食い入るように見つめる子どもたちの目を見ているとそう思います。

大人も絵本に感動したい。
絵本の世界に戻りたい。
物事はシンプルなのだから。

少ない文が作る行間。
それは音の響きだ、と今は解釈しています。

よかった、ありがとう

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