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地域デビュー@埼玉~居場所を求める、考える

毎日新しいことが押し寄せ、というか新しいことに飛び込んでいます。
スケジュール帳は予定でぎっしり。朝は早起きしてモーニングページやらブログを書くので夜も急いでいます。もう予定を詰め込むのは無理だけど、まだ可能な時間がありました。それは夕方~夜。

昨日は18時から地元公民館で「おさるのいばしょ」という集まりに参加しました。「ご飯持参」となっていたので、夕飯のメニューはお弁当にしやすいもの、おにぎりはじめ唐揚げやら炒め物やら大学芋やら作り、夫や息子にはワンプレートに盛り付け、自分用には弁当箱に詰め、そのために1時間遅れて参加しました(音読の打ち合わせが押したせいもあります)。

「おさるのいばしょ」
多くの市民が居場所を求めている。小さな子がいる人・独身の方々・シニア世代・不登校や引きこもり本人・学生たち・里親たちエトセトラ、何にもなくたって話せる場所がほしい、そんな声を吸い上げて、地域を笑顔にするため活動しているせこぐちまりかさんが無料で使える公民館をそういう場所として活用できれば、と第一回を開催しました。

スマホの地図を頼りに公民館に着くと和室に20人くらいの人が集まっていました。もう開始時間から経っているので、皆さん思い思いにお話ししています。最近知り合った人の顔がちらほら。まずは周囲の方々に自己紹介、住所を言い合います。ご近所さんがいたり、古典音読指導をしていることを伝えたら興味を持ってもらえたり。「これから住み開きをしようと思っているんです」など、わたしにとって超関心事をはじめから提供してくれる人がいらしたり。

しばらくしたら、第二弾の自己紹介の時間があり、多様な方々を知ることができました。これまたこれから知りたいと思っていたマヤ歴をしている方、行きたいと思っていた住み開きしている方、子どもに関わるお仕事している方、そして子ども世代、色々な方がいらっしゃいました。わたしも緊張する方ですが「話したい」気持ちが勝っていつもほど声も震えず自分のことをお話しできました。

皆さんに共通していることは、まず「開いている」ことです。そして周りの人たちと手をつないでいく。これは当たり前のようで違います。
わたしが属していた世界は「家族が大切、家族がどう進んでいくか」が最重要になり、「地域と関わること」は二の次三の次というか眼中になし。仕事していればなおさら「ひまがあればできるけどね」ということになります。進行方向をまっすぐに見て何かの高みに進んでいく。

わたしはいつからか外れるようになりました。かつてはその世界の典型的な住人でしたが、△構造の高いところに行く思考がすっかりなくなり、まあるい輪が重なりながらいくつも水平に広がっていくのがいいのではないかと思うようになりました。都内にある自然派お母さんグループ「おひさまのおうち」に通うようになりこのように変わっていったので、都内に行くことが多かったのですが、ミクマリ音読道場の活動で地元に根差すようになり、色々な人と関わり始めたところです。

しゅりさんと共同主宰しているミクマリ音読道場の「ミクマリ」は、漢字で書くと「水分り」、水が水平に広がっていく様子を表します。

昨日の場所は外の世界で疲れた体を温め癒せるお風呂のようなところでした。お風呂にしてはみなやる気があってパワーに満ちていましたが。サウナかな。

前日は畑デビューし、わたしたちは埼玉の土地の中でつながっている芋なんだなと思いましたが、昨日は埼玉で手をつなぎあっているおさるなんだなと思える「地域デビュー」の日でした。



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