米を愛する私が厳選した 美味しく炊ける「ごはん鍋」3選
米を愛するが故に「ごはんを炊く」という作業は日々命かけています。
もちろん炊飯器でも美味しいのですが、鍋で炊くごはんは火加減や水加減を変えることで、自分好みにできます。
我が家には、米が炊ける鍋は15個以上ありますが、その中でも美味しく炊けて、日常使いに便利なごはん鍋を紹介します。よい点だけでなくデメリットも紹介するのが正直ポイント。
◆◆鉄鍋(南部鉄器)タイプ◆◆
鉄製のごはん鍋は、とにかく熱伝導がいい! 高温に達する時間が早いので、全体の炊きあがりも早いのが特徴です。蓄熱性も高く、釜の中を一定温度に保てるため、炊きムラがでにくくふっくら美味しいごはんになります。デメリットがあるとすれば、洗った後は軽く火にかけることで乾かさないと内側が錆びてしまう場合があるところでしょうか。
岩手県で古くから鋳物製造業を営んでいる及源鋳造が作るごはん鍋。大きくなくシンプルなデザインが気に入っています。お水のラインが▼で分かるようになっており、内側には広口の段が付いているので、吹きこぼれもしにくいです。
内側に、南部鉄瓶と同じ「釜焼き」という高温で焼き付けることで錆に強い膜をつくる製造技術が施されているため、この鍋で炊くと普通の水で炊いたごはんもより一層美味しく仕上がるそう。浅く丸い形状は全体に均等に熱が行き渡り、むらなく温めることでできます。また「つば」があるので、熱が逃げていかず、しかも吹きこぼれ防止になります。サワラの蓋は、吸湿性が高いので、べちゃっとするのを防いでくれます。
◆◆土鍋タイプ◆◆
土鍋はゆっくりと熱を伝える特徴があり、お米の旨味や甘味をじっくりと引き出してくれるのが特徴です。うちには、萬古焼、伊賀焼、有田焼の3種類の土鍋がありますが、どれも好きでローテーションで使っています。デメリットがあるとすれば割れやすいことでしょうか。私も何度か割ってしまいました。
これ、本当におすすめです⇓
三重県四日市市の伝統工芸品である、萬古焼の土鍋です。この鍋のよいところは、小さいの2合、3合炊けて、内側に目盛りもあるところ。そして洗いやすいところです。遠赤外線効果で熱を柔らかく伝え、二重蓋によってほどよい圧力がかかるので、美味しくご飯を炊き上げることができます。
三重県伊賀市の土鍋。「呼吸する土」と呼ばれる細かな気孔がたくさんできる土を使っているため、熱をすぐに通さず、一度蓄熱する性質を持つそう。じっくりしっかりと食材に熱が伝わるため、ふっくらごはんができあがるのです。
茅乃舎で昔購入した有田焼の土鍋。遠赤外線効果によりうまみを逃がすことなく美味しいごはんが炊けます。なんといっても取っ手がおしゃれ。浅いので均一に炊けるのもいいです。
◆◆琺瑯の鍋タイプ◆◆
ホーロー鍋は鉄やアルミニウムなどの表面に釉薬を焼き付けたもので、使った後に色移りやニオイが残らないのが特徵です。特に鋳物ホーロー鍋は密閉度が高いため、みずみずしいご飯が炊けるのがポイントです。デメリットがあるとすれば値段が高いということでしょうか。
私はこちらの14cmで炊いています。色はグレナティンやチェリーなど。
18cmでもおいしく炊けます。
1合だけ炊きたい時は、こちらのストウブの14㎝のココットを使用。そのままテーブルにも出せます。このサイズは1つは絶対買ってほしいです。
バーミキュラのホーロー鍋は、高い密閉性で食材の旨みや水分を閉じ込めて美味しく仕上げるので、ごはんだけじゃなく、野菜を一緒に炊き込んだ料理も得意。とうもろこしごはん、トマトごはんなどもおすすめ。
・・・ということで、お鍋をタイプ別に3つ紹介しましたが、どれも個性豊かで、みなさんに試していただきたいものばかりです。このほかの鍋については、また紹介させて下さい。
最後に、悶えるほど旨い、ごはんのおともを紹介します。(以前の記事)
ではおいしいごはんライフを。