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てまひまかける「牛すじ大根」の作り方

-てまひまをかける-

という言葉がすごく好きで。昔から料理にかける時間だけは惜しみませんでした。仕事が忙しい日々でも、料理だけは特別な時間を繋いでくれる。

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包丁やおたまを握った瞬間に時空が変わり、お鍋を火にかけると、
自分の世界がゆっくりとした時間になる感覚があるのが不思議です。

そんな「てまひをかける」という言葉がぴったりなレシピ「牛すじ大根」を紹介します。

01牛すじS

-「牛すじ大根」のレシピ
(材料/4人分)
牛すじ … 500g
大根 … 1本
しょうが … 1かけ
A水 … 1リットル
A酒 … 大さじ2
A砂糖 … 大さじ2
Bみりん … 大さじ2
Bしょうゆ … 大さじ4
たまご … 3個
焼き豆腐 … 2丁
万能ねぎ … 少々
黒七味 … 少々

(作り方)
① 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、沸騰したら牛すじを入れます。
② ①を流水で荒い、食べやすい大きさに切り鍋に戻します。Aを加え蓋をして弱火〜中火で30分煮込みます。(圧力鍋の場合は、中火にかけてグラグラしたら弱火にして30分加圧します。)
③ 大根は半月切りにし、面取りをして、米のとぎ汁で20分煮ます。たまごは茹でで皮を剥いておきます。しょうがは薄切りにします。
④ ②の鍋の表面の油とアクをすくい、③と切った焼き豆腐、Bの調味料を加えさらに弱火で30分以上煮込みます。(半熟煮たまごにしたい場合は、冷めた煮汁の中に一晩つけておいて下さい。)
⑤ 煮汁が少なくなって、豆腐に味がしみこんだらできあがりです。
⑥ 万能ねぎや黒七味などを飾ります。

★牛筋大根2

ゆっくりとてまひまかけて作ると本当に美味しくなるレシピです。これからの季節にぴったりで、美味しい大根が手に入ったらまた作ってみよう。

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中央省庁に勤務。日本の食と農に思いを馳せる妄想料理家。休日はNINO FARMにて野菜作りをしたり、全国の産地に出向き美味しい食材の魅力を発信する。フードアナリスト、野菜ソムリエ / 愛媛県出身/砥部焼大使。