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悶えるほどうまい「究極のたまごかけごはん」の作り方

普段何気なく食べていたものが、ちょっとしたことで、劇的においしくなったらどうでしょう。なぜ、今までこの食べ方をしていなかったのか。今までの人生を後悔さえするのではないでしょうか。

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私の場合は、こちら。たまごかけごはんです。

きっかけは、醤油蔵の5代目をしている知人に取材のオファーをしたこと。日経ビジネス電子版で「作り手とレシピで知る日本の食」という連載をしているのですが、お時間ある方は見ていただければ嬉しいです。

醤油蔵というと、昔ながらの木桶がたくさん並んだイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実は、現在の醤油作りのほとんどは、ステンレスなどの金属製のタンクが主流となっており、木桶仕込みの醤油は全体の1%を切っています。その1%の木桶醤油作りに情熱を注いでいる香川県小豆島の「ヤマロク醤油」の山本康夫さんに、取材の際に「たまごかけごはんのおいしい食べ方を教えてください!」とお願いし、今回特別に、教えてもらいました。

04_山本さん(松純撮影)

           ヤマロク醤油 5代目 山本康夫さん(48歳)  

醤油屋直伝「究極のたまごかけごはん」の作り方


山本さんがおすすめする、食べ方はいたってシンプル。でも醤油の香りとたまごのまろやかさを存分に味わえる作り方なのです。

こちらの動画では「焼きたまごかけごはん」も紹介しているので、ぜひ合わせて見て欲しい。(動画の方がおすすめ)

醤油屋直伝「究極のたまごかけごはん」の作り方
(材料)
たまご 1個
醤油 適量
炊き立てごはん 1膳分

材料はたったの3つ。今回は、職人醤油で売られているヤマロク醤油の菊醤<濃口醬油>を使用しました。ご自宅で愛用の醤油でどうぞ。

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(作り方)
① 熱々の炊き立てごはんに醤油を回しかけ、さっくりと混ぜます。

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② ごはんの熱で醤油の香りを引き立たせます。
③ その上にたまごを割り入れます。

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④ 混ぜながらいただきます。

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私は今まで、たまごをといて、醤油を混ぜたものをごはんにかけていたのですが、それだとたまごのまろやかさが消えてしまっていたことに気づきました。それが、この作り方だと、醤油の香りをまとった香ばしいごはんと、まろやかなたまごの両方をちゃんと味わえるのです。

おいしすぎて、悶えます!!!

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後悔しないように、この食べ方、ぜひ試してみてほしいです。



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家事の工夫

中央省庁に勤務。日本の食と農に思いを馳せる妄想料理家。休日はNINO FARMにて野菜作りをしたり、全国の産地に出向き美味しい食材の魅力を発信する。フードアナリスト、野菜ソムリエ / 愛媛県出身/砥部焼大使。