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TKマガジンが発売された!!

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私の大切な友達。
TKことタケヒロのマガジンが発売された。
クラウドファンディングで出版されたこのマガジン。届くのをとても楽しみにしていた。

〜タケヒロとゆうさんとの出逢い〜
それは西野亮廣さん(絵本作家・芸人)のオンラインサロンだった。今の様に(現在の会員数は68000人と国内最多)ここまで大きくは無くて、4000人いるかいないかくらいの頃だったと思う。
「えんとつ町のプペル」という絵本の光る絵本展をやっていて、人混みに出られない子の為に1日だけの絵本展をやったというのは知っていた。
その事がサロン内で話題になっていた時、タケヒロの母親のゆうさんのコメントを見て「もしかしてこの子って先天性心疾患なんじゃないかな」とふと思った。そして「複雑心奇形」なんじゃないかなとも。
どうしてそんな事を思ったのか今となっては全くわからないのだけど。
そして私は勢いのまま、ゆうさんにDM(フェイスブックのダイレクトメッセージ)を送っていた。
それが出逢いだった。
それから仲良くしてもらっている。

〜TKマガジン〜
本を出す。そういう話は聞いていた。その時からとにかく楽しみだった。
出来上がった本が届き、最初にタケヒロの自筆のメッセージを読み涙が出た。

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生きること
死ぬこと
これらは子供の頃からタケヒロと共にあった事だ。
悲しい事でも無くて「自然」に「共にあること」なのだと思う。
だからTKマガジンは「辛かった」とか「苦しかった」とかそういう内容では無い。「感動しました!!」という様な感想を述べる内容でも無い。
そこが良い。すごく好き。
タケヒロに言わせれば「ジュンコが泣くのはデフォルト」なんだけど、この本は「お涙頂戴」じゃぁ無いんだな。
「障害(タケヒロの場合は内部障害)があるのに凄いね!!」
って訳でもなくて
「障害ってなんだっけ?」
と考える場面が沢山ある。
私は障害とは「心の壁」だなぁと思ったりする。
障害者/健常者と分ける「/」の存在というのかな。
「/」が無くなれば良いとは思うけれど、そう簡単にはいかない。けれど確かに言えることはタケヒロの周りに集まる人たち(タケヒロが交流してきた人たち)には「/」がないということだ。

〜タケヒロが対談している方々〜
このマガジンでタケヒロは5人の方々と対談しています。
乙武洋匡さん(作家
西野亮廣さん(芸人・絵本作家)
吉藤オリィさん(ロボットコミュニケーター)→分身ロボットorihimeの開発者
・澤田智洋さん(一般社団法人世界ゆるスポーツ協会代表理事)
武藤将胤(一般社団法人WITH ALS 代表)

この対談、面白かったです。
特別支援学校の性教育についてや「どうしたらモテるか?」、変人同士の対談、社会に無いものを生み出す、福祉の世界をかっこよく等々
私は医療の世界に身を置いていますが、職場でもorihimeは使用しているし、ALSの患者さんもいる。施設に往診に行けば「ゆるスポーツで楽しめるだろうな」と思ったりする。
タケヒロとゆうさんが私の世界を視野を考え方を広げてくれたと思っている。

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〜13歳の誕生日:リアルアベンジャーズ〜

この事については以前ブログでも書かせてもらいました(こちら)
とにかく楽しかった。笑ってばっかりいた。

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今、私が嬉しいのはタケヒロと幡野広志さん(写真家)の余命対決が続いている事。この記事の「パパ写真家」ってのがなんか違和感があるんだけども。幡野さんは著書を出されたり、写真集や多くの講演やらに出られて「過労死する」と言っていたくらいに多忙。
TED✖️Hamamatsuにも登壇されています。
この2人の対決が続いている事、そしてタケヒロ・幡野さん共に活動の場を広げて生きている事。それが嬉しいです。

〜14歳の誕生日〜

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翌年の誕生日、タケヒロはクラファンを立ち上げてWILL製の車イスでみんなでUSJへ行きました。

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写真の人数、凄いよね。
タケヒロが1年かけてどれだけ沢山の方々と出逢い、そして交流を深めていったのかがわかった。
幡野さんは来られなかったけれど、リアルアベンジャーズも行けたし、武藤さんもいらしたし、途中からサプライズでオリィさんも登場した。
か〜な〜り濃い団体で笑
USJのスタッフ?何て呼ぶのだっけ?その方々より目立っていました。
orihimeで外出できない方々が代わる代わるパイロット(orihhimeの操作をする)となり、集合写真にはこれ以上の人たちが写っていることになるわけです。

〜タケヒロのこれから〜
これはタケヒロとゆうさんにしかわからない部分も大きいのだろうけど、福祉とテクノロジーを融合させた面白くて楽しい世界を創ってくれるのだろうなと思っています。
タケヒロの疾患で現在一番長く生きている患者さんが17〜18歳。
タケヒロの寿命なんて神様しか知らない。
けれど、確実に彼は「生きている証」を積み重ねている。諦めないで挑戦し続けると思う。
マガジンにはタケヒロの主治医も登場しているし、ミュージシャンの七尾旅人さんも登場している。
その他にも幼馴染で2人の掛け合いが最高な相棒のCharちゃんも←この2人は面白い。
タケヒロの疾患のイラストも載っている。

興味がある方はこちらから購入可能です TKマガジン(こどもエンタメショップ)
多くの方に手にとっていただきたい本です。
障害があることって辛いだけじゃ無いって思えると思います。
そりゃ〜大変な事もあるでしょうが、そういう事は微塵も感じさせない内容。

来年の誕生日も笑って笑ってお祝いできるのを楽しみにしています。
マガジンの宣伝をしようと思ったのに、個人的に色々書いてしまいました。
TKマガジンに掲載されている写真の殆どのがイシヅカマコトさん(映像クリエイター・カメラマン・毎週キングコングディレクター)のものです。

TKマガジンをよろしくお願いします!!←え?ここでやっと言う?

それではまた

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