血縁関係トラブル、一旦他人として考える

　玉ねぎスライス。新玉ねぎの季節は特に美味しいですよね。血液サラサラ効果があります。血が繋がった人ともサラサラと流れるように仲良くいきたいものですが、このところ血縁関係のご相談が多いこと多いこと。思わず、流行り？と思ってしまうほどでして。

　と、まぁ冗談はさておき。

　話し合いを持ってみて、相手が「聞きたくない」「もう関係ない」「会いたくない」「話したくない」とこちらの歩み寄りを相手が拒否するのならば、もう離れましょう。その方が更なるトラブルや嫌な思いを作らずにすみます。

　私は、すべての答えや考えは正しいと思っています。本人が正しいと思えば正しいのです。しかし、双方の正しさに大きな開きがあれば、お互いに違う人生を歩んだ方が幸せでいられます。価値を置くところが違う人同士は歩み寄ることができません。話が合う合わないというのはまだいいのです。話が通じない人には何を言っても徒労で終わります。

　どうしても、その人と同じ価値観で生きていきたいとの思いがあるのならば、自分の価値観を捨てて相手に合わせるしかありません。それはとても難しいことですし、苦しみます。

　相手が親や兄弟姉妹だから辛いのであって、こう考えてみてはいかがですか？　血縁関係を一旦外して、まったくの他人だと思って相手を判断してみるのです。他人だったら、「理解できない、まったく合わない」と思うような人と付き合いますか？　私は遠慮しておきます。世の中には価値観が近い人がたくさんいますから、その人たちとお付き合いをしていた方が心は豊かでいられますものね。

山下純子
　
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