韓国でリメイクしてほしい『花のあすか組！』

あすか組に入りたかったじゅんぷうです、こんにちは。

東映シアターオンラインで『スケバン刑事』を見て
次は『花のあすか組！』！
とnoteに書いてからだいぶたってしまいましたが
ようやく見ました。

YouTubeのサムネには
テレビ版のあすか：小高恵美と
劇場版のあすか：つみきみほが並んでいるけど
配信されているのは1988年のテレビ版。

劇場版あすかが近未来からテレビ版の世界に現れたみたいな、後半のほうでのマルチバース的展開での一場面

原作読者だったわたしは
当時は小高恵美も悪くはないけど
スケバン刑事の流れを組む
ザ・東映な演出のドラマより
ややおしゃれ戦略だった劇場版のほうに
肩入れしておりました。
たしか劇場版はローリング・ストーンズの
「Satisfaction」を使ってて、予告編も今思えば
『ストリート・オブ・ファイヤー』のノリ。

もう見返すことはないかな、と思ってた、
そんなあすか組ですが…

いくら不良性感度の高い時代だったとはいえ、
もともとちょっと時代がかったカラーの作品。

全中裏

と名乗る組織が全国の中学校を
暴力で支配しようとしている、
少女たちの戦国時代という設定がベース。
基本、登場人物は女子中学生。

全中裏のトップに君臨するのは
佐倉しおり演じるひばり様。
主人公のあすかが
「山口百恵の髪型」で
女王がひばり様って、
昭和歌謡界のメタファー？

ひばり様の下には側近含む十人衆がいて
（本田理沙がいい側近感を出してます）
その下に「風林火山」みたいなのもいて
さらにその下にエリアマスターとかいて
設定はちゃんとしてるんです。

けどやっぱり、配信されてる1・2話で
あすかの通う学校にいきなり
甲冑つけた全中裏の刺客が馬で乗りつけるって
いや～、やってます。

そんな荒唐無稽テイストを楽しみつつ、
正義感あふれるあすかが学校内で孤立して
ひとりだけの「あすか組」を立ち上げるに至り
さらさらロングだった髪を
「プレイバックパート2」のころの
百恵ちゃん風ショートカットにすると…

『イカゲーム』の脱北少女セビョク

『梨泰院クラス』のトランスジェンダー、ヒョニ

背負ってるものがあり
一匹狼的ジェンダーレスな魅力の
韓国ドラマで主役じゃないけど重要な
ふたりのキャラクターにシンクロして見えました。
もともとあすかのキャラもそうだけど
30年以上たってあらためて見た結果、
小高恵美のあすか、なかなか魅力的。
今こそフィーチャーされるべきキャラクターなのでは。

そういえば当時、
あすかの武器、コインにあこがれたんですよね。
馬に乗って登場した「紅」は2話までの間に
あすかのコインで3回も額を割られてます。
ヨーヨーよりは現実味あって
銭形平次みもあってしっくりくる。

荒唐無稽を韓国で調理して
アクションもめくるめく演出をしてほしい。
本気でリメイクしてくれないかしら。

ヘッダーはあすか語録より。

えっと、次は
「少女コマンドーIZUMI」ですね？